小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

!ル現車電金合軽超イシ新ノ紀世一拾弐

2014年01月29日 21時19分09秒 | 東武鉄道
まいど。



忘れられてる子を竣工させようプロジェクト第一弾として、
以前から車内だけ塗ってあった蕨の東武50050を完成させました。
基本的にごく軽微なディテールアップですが、製作中、
例によって実車の勉強をしていると、配管を浮かせてる作例に遭遇。
実車に比べてやや寸足らずな印象のスカートも切った貼ったして
正規の形に近づけるなど熱のこもった素晴らしい作品で、
こんなすごいの見たちゃったからにはそれに劣らぬ仕上がりを・・・
という意気込みで取り組んでみました。

前面周りは何と言ってもスカートの交換がハイライトでしょう。
当初は製品のパーツを前述のお手本に従って加工していましたが、
これだと枕木方向に緩やかなアールを描く実車の形態が再現しづらい。
ということで、そっくり大山製に交換してしまいました。
さすがにリアルです。
ほんとはポッカリ空間があるところには配管らしきものが這うのですが、
気力が至らず保留となっています。

乗務員扉直下の車体断面には穴を開けて、
緩いクランク状に曲げたステップを差し込みました。
華奢な見た目ですが、微量の瞬着を付けてから差し込むことで驚くほどの強度が得られます。



客扉のステッカー類はトレジャーの東武用です。
先頭台車にはプラ材削り出しのアームを介して排障器を付けてみました。



ただしご覧のとおりのカタチなので、台車枠とアーム双方に穴を開けて
0.4の真鍮線を埋めることで強度を確保しています。



屋根側だけの簡易版ながら、配管をやってみました。
新型らしく至ってシンプルな引き回しですが、鍵外し的な何かが東武伝統の
カタチをしているのと、ヒューズまわりで配管がグリングリンしてるので
思ったより大変だった。
あと、パンタはTOMIXのVSE用に交換しますので、パンタ台も削ぎとって移設。
交換に際して、元のパンタの巨大さに驚く。何ゆえここまで違う?

パンタ側の床下はボデーマウントTN化の恩恵に浴して、ステップと機器を増設。
ささやかながら精密感うpに貢献してます。



屋根と床下は塗りなおしましたが、
ちょうど同時期に西武を塗っていたので、それと同じMrの305番にしてみた。
案外悪くないかも?

ドアステッカーは計算を間違えて所要数が満たせなかったため、
一部ドアは広告がありません。
実車写真を見ると、やはり都心直通車ということもあってか広告がガラガラというのは
あまり見ません。追って貼り足そうかと・・・。




シンプルの極地をゆく妻面のようす。
ほんとは裾にドアコックか何かあるのかもしれませんが、
膨大な数を均一に作る方法が浮かばずスルーしました。
ただ、ドアは化粧板を模したつや消し白で塗り分けています。




一番最初に手をつけた車内。
塗ったのはかれこれ5年近く前になるのかな。
今の目で見るとラフですが、
ドア前はまったくの黄色じゃなくて微妙にクリームがかった優しい色を調合したり、
車椅子スペースは律儀にシートを撤去して埋めてたり、それなりにこだわった記憶。
久々に作業を再開して袖仕切りがない事に気付いたので、
これは放置してる間にすごいひとが編み出したアイデアで量産して付けました。
すなわちプラ板をパンチで穴あけして、溜まった抜きカスを真っ二つにすると
アラ不思議、袖仕切りの完成ー!な方法。


あんがいみえるんだよなー



そして貫通路を覗けばそこは紀文!じゃなくてヘブン!
身近な事務用品でこの均一感を得られるというのは、まさに鱗から目でした。




その他、全体的に新車らしくなるよう適宜スミ入れや色差しを行いました。
が、画像を見て側灯を塗り忘れていることに気付く。
あと、一部ドアステッカーが何度密着させてもめくれてきてしまう。
端っこの糊が弱っているんだろうなとは思うんだけど、作業上は何が原因なんだろう?
初めて出くわすケースだけに対処法が浮かばぬ。えらいひと知恵プリーズ!



こんな感じで出来上がりました。
ほんとのほんとを言うと、弄りながら、
正直GMのほうが似てルナーとは思いました。
屋根肩の優美なアールとか、ドアの奥まり(アルミの厚み)加減とか、
銀のマット具合とか。もうハッピーロード大山の本気なめんなよっていう心意気が
ギシギシ伝わってきます。
ただ、蕨のも下回りのエッジ感とか、UVカットガラスの美しさとか
靴刷りだけホットスタンプで輝いているのとか、
発売時に感動した点はいっぱいあるので、
まあその辺をモチベーションにして何とかカタチにした次第。
投げ出さずに無事竣工の日を迎えたことに乾杯♪



たまプラ字
なんちゃってw



華、ひらく。




竹ノ塚は埼玉だと思っていた時期が、ありました・・・。
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01系竣工。

2014年01月11日 21時56分28秒 | 営団地下鉄


発売直後に買ったメトロの01系がようやく完成しました。
さして大規模な加工を行ったわけではありませんが、
自分なりの味付けが終わるまでは“未完成”なのが我が家流w
前面からご紹介していきましょう。

幕は製品状態で浅草行きとなっていますが、黒地なので
トレジャーの地下鉄用ドアステッカーインレタのオマケにて
紺地化しました。渋谷方は渋谷行きとしています。
その他、連結器には適宜色差しを行いました。

実車はオデコまわりに屋根から汚れが続いているので、
洗浄の行き届いている前面と屋根肩をマスキングして
屋根の汚れと同色で塗装を行いました。



運転室下には箱状の機器とハンドスコッチを取り付けました。
後者はプラ材の加工によりましたが、やや大げさすぎた感も。。
乗務員ステップはその辺や台車との兼ね合いを考え省略しています。

客ドアの塗り分けは本作のハイライトです。
帯とドア周りをマスキングして、明るい灰色を吹き付けました。
塗料は何使ったか忘れてしまいましたが、Mrの灰色9号とかその辺を
つや消し化したものだと思います。
帯のマスキングはテープの切り出し寸法がややシビアで、
細すぎると帯が侵食され、太すぎると帯の上下に銀が残ってしまいます(さながら
京成赤電のごとく・・・)

今回は後者の失敗をして暫くお蔵入りしていましたが、
半年ほど放置の後気を取り直してマスキングのカエリをペーパーでならし、
帯をマスキングの上、リターダー多めの塗料を失敗箇所に差して修正しました。
まだ多少粗いのですが、思ったより目立たなくなってくれて一安心・・・。
マイクロエースのメトロ各車は製品状態でドアの塗り分けがなされているので、
それらとの共存を踏まえるとまあやって良かったのかなと思ってます。



ドアステッカーをはじめとする各種表示はいずれもトレジャーの地下鉄用です。
近年まで意識の低い部分でしたが、特に通勤電車においては非常に大きな
存在感を示す存在なのがおわかりいただけると思います。
両開きドアの戸当たりゴムも同様です。
以前は薄く溶いたエナメルの流し込みによっていましたが、
溶き加減によって余計なところまで色が入る事もありました。
そのため、黒ゴムの場合に限り最近では極細0.05mmのコピックペンを使っています。
はみ出しても消しゴムで修正可能なため大変使い勝手が良く、
耐久性も現時点で気になることはありません。

車端床下にはプラ材加工によるツナギ箱を取り付けました。
小さな部品ですが斜めの形をしているので、そこそこ効果的です。




実車の床材はいわゆるフットラインを示す色分けがなされているので、
それらしい色を調合してこれを再現しました。
私は実車に乗った時の印象から、通路部分は黄色みの強い色だと感じたので
ご覧のような色合いですが、写真で見ると実際はもう少し淡い色のようです。
この辺が持ち主ごとの個性となり面白いなと思います。




今回は検査明けの姿を想定し、かなりピカピカな仕上げとしてます。
従って機器や台車には元々はこういう感じだったんだろうな的な色を差してあります。
(ただし集電靴の赤は甚だぁゃιぃ)
そのために随分実車についても調べました。
こういうことによってレディメイドの車両でも手持ちの模型に対する愛着が
増すように思います。
願わくば、そういう愛のある楽しみ方をする人が多くなって欲しいと思います。




貫通扉は随分悩みましたが、結局そのままにしました。
奇しくも実車の廃車が始まったので、その陸送のようすなどを
見比べましたが、化粧板仕上げなのか側のドアみたいなつや消し仕上げなのか
なんとも判断に迷います。
このへんは実車がいるうちに一度見ておきたいものです。




おなじみ表参道風のシーン。
手前の東武50050もあとはパンタを載せれば完成なので、
これはまた追ってご紹介します。
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