みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

お盆です

2009-08-13 21:57:39 | 日記・エッセイ・コラム

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①「あたちも行くってばさ」(旅行の準備をじゃまするみーみー)

②前の日曜日は芸術の森のアートマーケットでした。お客さんは少なめだったけど、今回も楽しい一日でした。

③先日、友人達と久しぶりにビアガーデンに行ってきましたー。暑い日のビールは格別です。

初盆のSさんも帰ってきているかな。

じいちゃん、ばあちゃんも帰ってきているのかな。

などなど思いながらの盆の入りです。

先日は、道立近代美術館でやっている「聖地チベット」展を見に行って、チベットの仏像や仏具などを見てきましたが、私が日本で思うところの仏教とも、ちょっと前に行ったバリ・ヒンズー教とも違うその迫力に圧倒されてしまいました。

日本の仏像は穏やかな表情をしているものが多いけれど、チベットの仏像は怒っているものが多く、また、悪やエロスを感じさせる装飾も多くありました。

チベット仏教にもいろいろあるのでしょうが、仏像やタンカなどを見ていると、欲望とか悪の誘惑に持っていかれそうになりながら、怒って怒ってやっつけて乗り越えて善に達するという感がありました。

日本の仏像だと、いろんな悪の誘惑はあるけれども、平気な顔をしながら耐えて耐えて、中で葛藤して乗り越えるという感があります。鬼という存在もあるけれど、自分自身は鬼にはならない気がします。

それに対しバリ・ヒンズー教は、善もあれば悪もあるよ、でも、悪を憎んでやっつけるんじゃなくて、悪にも祈りを捧げてなんとか静まっていてもらおうという感じです。

どれがいいとか悪いとかはなくて、それぞれに生きていく知恵みたいなものがあると思います。

バリにすごく惹かれるのはそういう宗教の思想みたいなものに惹かれるからでもあるのですが、チベット仏教や日本の仏像もすばらしいなあとも思うのです。

ただ、バリやチベットでは人々にとって宗教がとても身近なものであるけれど、日本ではそうでもありません。

先日、バリで朝日新聞を読んでいた時、是枝監督がコラムの中で、「日本人には(キリスト教的な)神様が存在しないから、時々死者の目で僕たちの暮らしを外から批評してもらう必要があるんじゃないですか。」「死者は神様の代わりで、生者の罪をその存在によって裁くのだ。」としていて、なるほど!と思ったのですが、お盆は特にそんなときなのでしょう。

宗教をしっかり心の中心に持っている人たちもいますが、数は少ない日本において、お盆というのは自分の暮らしを亡くなってしまった親戚や友人たちに見てもらって、それでいいのかと振り返ることのできる時期なのでしょう。

Sさんや友だち、じいちゃんやばあちゃんに胸を張って「がんばってるよ」と言える自分であるかどうか・・・、う~ん、全然ダメだな、ちゃんとしなきゃと思いつつ盆入りの夜は更けていくのでした。


Bali ☆ 読書日記

2009-08-08 23:58:14 | 本と雑誌

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①こんな感じでプールサイドでのんびり読書するのはなにより贅沢な時間でした。

②テガラランのカフェ、テラス・パディからライステラスをながめるの巻。

③夕暮れの森もいいものです。

「ぼくと1ルピーの神様」ヴィカス・スワラップ 子安亜弥・訳 講談社  「スラムドック$ミリオネア」の原作本として知られていますが、映画のアイディアはここからいただいているものの、内容はかなり違うものと考えた方がいいと思います。でも、どちらにしても、読み始めるとやめられない面白さです。政治や貧困、宗教など、さまざまなリアルな問題が次から次へと出てきて、その度に考えさせられます。でも、いろんな困難な、まさに生死をかけるような場面が出てきても、そこを一つ一つしたたかに、たくましくラムは乗り越えていきます。生きていくことに必要なものってなんだろうなと、これまた読み終わって考えさせられたりもするのですが、なんだかさわやかな気持ちにもなるのでした。

「温室ディズ」瀬尾まいこ 角川文庫 瀬尾まいこさんの作品を読むのは3作目です。「幸福な食卓」「天国はまだ遠く」も面白かったですが、こちらもなかなか良いです。「ぼくと1ルピーの神様」のような劇的な出来事や展開はないけれど、こういう一見小さな身近な出来事からなるお話も好きです。小・中学校でのいじめや学級崩壊は多かれ少なかれ誰もが体験したり、見たことがあると思います。そんな自分の学生だったときのことを時々ふと思い出し、胸を痛めながら読む部分も多くあります。でも、こうやって周りから見れば小さな、でも勇気を持って行動することの積み重ねで物事は見えないところからちょっとずつ良くも悪くも変わっていくのだろうなとしみじみ感じました。

「ガール」奥田英朗 講談社文庫 「おとこなのに、なんでこんなにおんなのこの気持ちがわかるの?」のひとこと。働いている女子の気持ちがユーモアもたっぷりに描かれている短編です。こうやって働いている人、結構いるんだろうな、私もがんばろうっと、とちょっと思えます。

「他諺の空似~ことわざ人類学」米原万里 光文社文庫 「惜しい人を亡くしてしまった」と解説で養老孟司さんが書いていますが、私も本当にそう思います。世界の政治や経済に対する批判をパシッと、ユーモアを含めながら書いてしまうところがすばらしいです。ことわざも知っているようで知っていないことも多い私。他の国のことわざを読んで、なるほどと思ったり、それぞれの国の文化や考え方なども垣間見られて、面白かったです。


2009 Bali ☆ スパ編

2009-08-05 22:51:21 | バリ旅行記

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①ホテルのスパは、川縁のヴィラで行います。

②リリー・スパのそばには学校があって、子どもたちで大にぎわい。

③おまけ

バリ旅行記2009も今回で最後かな。

スパは3カ所行きました。

一つ目は、ホテルのサービス、30分フットマッサージ。このホテルには、有名なキラーナ・スパが隣接してるのですが、ホテル内でもスパができます。30分かあと思ったけれど、十分満足できました。しっかりオイルを使って、足裏から膝、太ももにかけて、とっても上手なマッサージでした。そのあとには、お茶を飲んで一息。

二つ目は、街スパのリリー・スパ。ビスマ通りにあります。英語もあまり通じません。でも、バリニーズマッサージが60分で6万ルピー(600~700円)と安く、施設もきれいで、何よりマッサージがとても丁寧でした。今までホテルスパばかり行っていましたが、マッサージの内容でいけば、値段は関係ない、街スパはいいぞっ!と思いました。

三つ目は、こちらも街スパのアジアン・プロフェシー。でも、施設や設備が立派で、お値段は街スパとしては高めかも。最終日のチェックアウト後に3時間コースを予約しました。フット・マッサージ、バンブー・マッサージ、赤外線ドーム、シロダラ、クリームバス、フェイシャルと盛りだくさん。マッサージでとろろーんとしながら、部屋と部屋と移動していました。特に、シロダラとフェイシャルが良かったです。シロダラは以前経験していますが、今回はしっかり頭をマッサージしてもらって気持ちよかったー。フェイシャルは初めてだったけど、なかなか気持ちのよいものです。一時的ですが、つるつるんすっきり~になった気がしました。終わった後には、お茶とケーキでまったり。

ということで、今回もスパを満喫しました。街スパ、はまりそうです。


2009 Bali ☆ お食事編

2009-08-05 22:25:20 | バリ旅行記

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①②ウブドの有名店「イブ・オカ」。バビ・グリンはバリの人にとって特別な時の食べ物だそうです。

③ライステラスで有名なテガラランにある「テラス・パディ」のピサン・ゴレン(揚げバナナ)はほかほかカリカリもちもちでうまい!

④内容は「ラーマーヤナ」。ダンスも動きがすばらしく、ステキでした。

⑤ディナーのメイン料理は、ナシ・チャンプル風。

⑥⑦「イブ・マンクー」のナシ・アヤムはやっぱりうまい!今回は、ブンクス(テイクアウト)にしてもらって、夕食に食べました。安い!早い!うまい!

⑧ホテルでカレー・アヤムも食べました。サンバルを持ってきてもらったけど、あまり辛くなかったです。

⑨最終日は、モル・バリ・ギャレリアのフードコートでナシチャンプルを食べました。こちらは辛かったー。けど、とってもおいかったです。

⑩同じくフードコートの新しくできたドーナツ屋さんでお茶しました。いやー、このドーナツ(コーヒーを頼むとサービスでついてきた)、ふわっふわでおいしかったです。種類も豊富で、おなかに余裕があれば、いろいろ食べたかった!北海道にもできないかなあ。

今回は、あまり気乗りのしない夫を誘い、ホテルのダンス鑑賞ディナーに行きました。

ワインで酔っぱらってしまった私ですが、とても楽しめました。

特に、ガムランの生演奏はすばらしかった!

それから、バビ・グリン(豚の丸焼き)で有名な「イブ・オカ」にやっと行けました。

お味は、まあまあかな。

おいしいのですが、濃いめで油っぽいのが気になりました。

でも、人でいっぱいの人気店でした。


2009 Bali ☆ じゃらんじゃらん編

2009-08-05 21:53:51 | バリ旅行記

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①チャナンがあちこちにある光景。上にいるいい神様も、下にいる悪い神様にも供えます。

②アンカサのプリンは卵の味がしっかりして、おいしかったです。アイスコーヒーも氷がちゃんとコーヒーで作られています。

③疲れたときは、コンビニ(Kマートやデルタデワタ)でアイスを買ってその辺で食べたりもしました。音楽を鳴らした流しのアイス屋さんもいました。

④わんこも昼間は暑そうに車の下や木の下、ワルンのなかにいました。バリのわんこは穏やかです。

今回は結構歩きました。

モンキー・フォレスト通り、ハノマン通り、デヴィ・シタ通り、ビスマ通り、ラヤ・ウブド通りと、買い物はそれほどしなかったんですが、時々路肩に座って休みながら、歩きました。

私が気に入ったお店は、「トコ・ビーズ」「アスタリスク」(ハノマン通り、アクセサリー)、「シシ+クンチ+ナナン+パッチ」(ハノマン通り、バックや雑貨)、「モガモガ」(チャンプアン橋そば、雑貨)、「バリ・ブッダ」(ラヤ・ウブド通り、オーガニックショップ)、「モアリ」(ラヤ・ウブド通り、楽器)です。

これらの通りには、すてきなカフェがいろいろあるのもいいんです。

疲れたら、ゆっくり休めるし、おいしいものをいただけます。

いざとなったら、飛び込みでスパも楽しめます。

歩いているときに、「タクシー!」とか声をかけてくる人が多いのはいつもと変わらず。

でも、今回は初めて物乞いの人たちに出会いました。

それも、かなり多く、ほとんどは乳飲み子を抱えたお母さんでした。

かなり戸惑いました。

もともと貧富の差は大きいようですが、それでも日本には今はほとんどなくなっている濃厚な家族関係と地域共同体(その根底には宗教がある)のなかで支え合って生きていると思っていたから。

今もそうなのでしょうが、そのなかでも支えきれなくなっているのか、観光地ということもあり、世界的な不況の影響がとても大きいのかもしれません。

彼女たちが生活していくために、そして、子どもたちがすくすくと育っていくためには、どうしたらよいのか、貧困とは・・・と考えさせられました。