今日なぜか突然、ボビー・ダーリンのことを思い出した。ボビー・ダーリンとは50年代の終り頃から60・70年代にかけて活躍したアメリカのミュージシャンだ。73年に37歳の若さで亡くなったので最近では「伝説の・・・」という枕詞が付くようになった。彼が出てきた頃は、テレビが家に来るか来ないかの頃だったし、アメリカの音楽番組も限られていたが、恋人で後に結婚したアイドル女優、サンドラ・ディーと一緒に出演した映画「九月になれば」や「電話にご用心」などで彼の姿を見ることができた。当時はまだ20代の前半で、才能はあるがちょっととんがった感じであまり印象はよくなかった。しかし、30代に入る頃から円熟味を増し、歌い方などもフランク・シナトラを思わせるような味が出てきたことを思い出す。ピアノ、ギター、ハーモニカなど何でもござれのマルチな才能を発揮していた。近年、ケビン・スペイシーが彼を演じた映画があったが、伝記映画はイメージがこわれるので見ないことにしている。
ところでなぜ彼のことを急に思い出したのかといえば、最近はアメリカの音楽番組を衛星放送などで見る機会が増えたが、ボビー・ダーリンのような白人のマルチなエンタテイナーをほとんど見なくなったのはなぜだろうと考えていたからだ。
ところでなぜ彼のことを急に思い出したのかといえば、最近はアメリカの音楽番組を衛星放送などで見る機会が増えたが、ボビー・ダーリンのような白人のマルチなエンタテイナーをほとんど見なくなったのはなぜだろうと考えていたからだ。