祝 第24回FNSドキュメンタリー大賞 決定!
― 2015年11月16日の記事を再掲 ―
昨日の深夜、凄いドラマを見た。ドラマと言ってもドキュメンタリーなのだが、リアル人間ドラマと言った方がいいかもしれない。TKUで放送された平成27年度文化庁芸術祭 <テレビドキュメンタリー部門> 参加作品「五島のトラさん ~父親と家族の22年~」(テレビ長崎制作)がそれだ。
▼テレビ長崎の番組情報から
テレビ長崎が22年間追い続けてきた五島のトラさんこと犬塚虎夫さん一家。特産の五島うどんや天然塩を作り、7人の子どもたちがその仕事を手伝ってきた。
「自分の子どもは自分で鍛える」
「みんな五島を出ていくけれど、ここで生きていく術は色々ある」
7人の子どもの成長が楽しみと言い、頑張ってきたトラさん。22年後… その子どもたちはどのように育ちあがったのか。末っ子が社会人になったのを見届け、トラさんは亡くなった。
取材から23年。「五島のトラさん」の集大成を放送します。
家族とは? 夫婦とは? 子供を育てるとは? そして生きるとは? そんなことを考えさせられながら、自分自身の人生も重ね合わせ、後半は涙が途切れる間がなかった。
10数年前に一度、ドキュメンタリーが放送され、4年ほど前にはドラマ化もされたそうだが、いずれも見ていない。いや、見ていなかったことがかえってよかったかもしれない。
見ながら、ふと、僕が山田洋次監督の作品でベストワンだと思っている「息子」という映画のことを思い出した。現在、熊本で教職についている末っ子の世文さんを主人公にした「新・息子」という映画ができそうな気がする。
ちなみに、2012年まで熊本大学の陸上競技部で十種競技をやっていた世文さんを、僕は多分どこかで見ているはずだ。
