徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「久留米座」能

2019-01-19 22:36:46 | 音楽芸能
 喜多流による「久留米座」能を観に行く。この舞台が入る久留米シティプラザは、20数年前の久留米在住の頃、久留米井筒屋があったところ。今回初めて行ったがすっかり景色が変わっていた。演能が行われる時は、立派な特設能舞台が組まれ、素晴らしい雰囲気だ。
 今回の番組は狂言「附子」と能「船弁慶」。「附子」はおなじみの演目で、たしか今回で5回目くらいか。3年前には熊本復興支援狂言で野村万作・萬斎親子共演の「附子」を観た。能「船弁慶」はテレビでは観たことがあるが、ナマの舞台は初めて。シテは狩野了一さんで、後シテの平知盛の怨霊はさすがに迫力十分。義経を務めた子方の石田大雅君は、これまでも何度か舞台で可愛らしい姿を拝見しているが、いつの間にか凛々しい少年になっていた。大島輝久さんの解説で、ずっと前から不思議に思っていた義経がなぜ子方なのかという謎も解けた。



久留米シティプラザ


久留米座舞台



「久留米座」能ポスター


石田大雅君(2016年の熊本城薪能にて)