徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

古写真は語る

2010-01-11 21:35:24 | その他
 シナリオを書く上で、昭和初期の風俗を調べる必要があるので、最近、父や母の古いアルバムを引っ張り出して見ることがよくある。古色蒼然とした写真の数々を眺めていると、つい時間が経つのも忘れている。じーっと見入っていると、写っている人たちの息づかいや話し声が聞こえてきそうな気がするから不思議だ。この写真は母(左から二人目)が高瀬高等女学校時代のもので、級友たちと卒業記念にでも撮ったのだろうか。だとすると昭和11、2年頃と思われる。つまり、15歳か16歳だろう。今日はちょうど成人の日だったが、当時の女学生の方が随分と大人びて見える。日本人の寿命が伸びた分、精神的な成長は遅くなっているとみえる。と言うことは、成人年齢を18歳に引き下げるという議論は逆行か?