徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

年金記録の改ざん問題

2008-10-03 21:04:46 | 時事
 社会保険庁は今日、標準報酬月額が極端に引き下げられた記録が約75万件あったと発表した。このほかにも不自然な訂正処理が延べ約69万件あるという。なぜ今日の発表なのだろうか。まず、今回設定した3条件でリストアップすることなど、2~3日もあれば訳ないはずだ。どうも発表の時期を見計らっていたフシがある。出来れば総選挙前の発表は避けたかった、と言うより、そのような圧力がかかっていたのではないだろうか。ところが総選挙の時期が不透明になってきたので、これ以上は引き延ばせないとやむなく発表したのではないか。
 今日発表した件数は改ざんの可能性がある、などと言っているが、おそらくこれは間違いなく改ざんが行なわれた件数と読み替えたほうがいい。これ以外に、ホントの可能性ありが相当あると思われる。「厚生年金保険標準報酬月額表」の8等級から18等級までを下に抜き出してみたが、1等級の差が10,000円~20,000円だから、これを5等級以上も引き下げたとなると年金額への影響は凄いものがあるだろう。30年以上も前、会社の社会保険を担当していた頃、社会保険事務所から、給与が2等級以上上がった人がいたら、必ず月額変更届を出して随時改定を行なうようにと、うるさいほど指導を受けた思い出があるが、あれはいったい何だったのか。思い出すたびに腹が立ってくる。(前にも言ったか?!)

厚生年金保険標準報酬月額表