昨日、米アカデミー賞受賞式が行なわれた。しかし、この10数年ほとんど興味がない。もちろんTVや新聞のニュースで作品賞が何で監督賞が誰かくらいは見るが、「へぇ~」という感じでそれを特に観たいという気持もわかない。
ものごころついた頃からハリウッド映画を観て成長し、今まで観たハリウッド映画は優に1000本を超えると思うが、90年代に入った頃から急激につまらなくなった。それでも少なくともアカデミー賞で作品賞を獲った作品は一応観るようにはしているが、10数年心に残る作品は一本もない。
アカデミー賞のニュースを横目で見ながら、昨日は久し振りに小津安二郎の「彼岸花」のDVDを観た。相談なしに結婚相手を決めた娘と頑固親父の衝突と和解を描いたたわいない話なのだが、このゆったり、まったりとした心地よさは何なのだろう。昭和33年に製作された小津監督初のカラー映画で、山本富士子、有馬稲子、久我美子、桑野みゆきら当時の人気女優はみな綺麗でチャーミングだし、小津映画の常連で郷土出身の名優、笠智衆がいつもながらいい味を出している。
ものごころついた頃からハリウッド映画を観て成長し、今まで観たハリウッド映画は優に1000本を超えると思うが、90年代に入った頃から急激につまらなくなった。それでも少なくともアカデミー賞で作品賞を獲った作品は一応観るようにはしているが、10数年心に残る作品は一本もない。
アカデミー賞のニュースを横目で見ながら、昨日は久し振りに小津安二郎の「彼岸花」のDVDを観た。相談なしに結婚相手を決めた娘と頑固親父の衝突と和解を描いたたわいない話なのだが、このゆったり、まったりとした心地よさは何なのだろう。昭和33年に製作された小津監督初のカラー映画で、山本富士子、有馬稲子、久我美子、桑野みゆきら当時の人気女優はみな綺麗でチャーミングだし、小津映画の常連で郷土出身の名優、笠智衆がいつもながらいい味を出している。