食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Coupe Georges Baptiste クープ・ジョルジュ・バティスト

2012年11月11日 | プロフェッショネル
本当は、この時期に日本に帰りたかった…。




なぜなら、

先週の木曜日、

Coupe Georges Baptiste クープ・ジョルジュ・バティスト

が、日本で開催されていたから。




これね、何かっていうと

“世界一のレストランのサービスマン(サービスウーマン)は誰か” を、決めるコンクール




今年で、14回目。

2年に1回あるコンクール。



今年は、開催地が日本で

しかも、日本代表は、私の知り合い




いえね、

彼が賞を取る事は、確信していましたヨ。



ただね、

世界大会。

何があるか、わからない…。



国の代表になる事も大変だけれど。

世界大会で実績を残す事って、どれだけのプレッシャー。。。



そんな中、

優勝しちゃった 



料理の世界では、料理人(シェフ)、パティシエ、ソムリエ…、

これは、普通の方にも認知して頂いている。




でも、“メートル・ドテル”って、聞いた事、あります?



お客様の、いちばん身近にいて。

シェフとお客様をつなぐ役目。

レストラン全体を、みんなが気持ち良く過ごせるようにするのが仕事。



コンクールの内容は、

テーブルクロスにアイロンをかける所から始まり、

テーブルセッティング、フラワーアレンジ、

カクテル、ワイン、料理のサービス、フルーツのカット、

鳥(とか肉料理・もしくは魚料理)の丸焼きを、お客様(審査員)の前で切り分けて、お皿にきれいに盛り付けたり…。



本選に出る前には、歴史や用語や、料理&サービスに関する全ての事の筆記試験あり。



ちなみに、これは“国際大会”。

言葉は?

“母国語以外で、フランス語か英語を選択”しなくてはならない

日本語で料理の説明や、お客様とのやり取りをするのも丁寧に、気を使わなくちゃいけないのに。。。

しかも、コンクールの説明書とか参考資料とかも、全部、ご自身の選んだ外国語で書かれていたそうな

(彼が選んだのはフランス語)



ホント、スゴイなぁ。

生で見たかったなぁ



“メートル・ドテル”のお仕事を、皆さんに知って頂く事が、今回の優勝者の願い