Route des vins d'Alsace アルザス・ワイン街道

そういえば、今回の旅、

車で、アルザスを北から南に南下するルートを取っているんだけれど。



道しるべは、





これ

“Route des vins d'Alsace　アルザス・ワイン街道”



アルザスは、ワイン、特に



白ワインの名産地



フランスに、ワイン街道は３つある。

ボルドー、ブルゴーニュ、そして、アルザス。

フランス全土で作られているワインだけど。

この３地域は、特に有名

（あとは、シャンパーニュ）



で、このアルザスワイン街道沿いに、特にステキな村やワイン農家＆醸造所が集まっている





ぶどう畑の狭い農道を通っていると、




こんな看板に出会う事も。

“BATRACIENS　両生類に注意”

ぶどう畑の害虫を食べてくれるカエルたちを、車でふまないで

の、看板



そういえば、モンサンミッシェルでは、“羊に注意”なんていうのも、あったなぁ。





私達の旅行期間は、ぶどう畑の今年の仕事を始めた所で。



冬の間眠っていたブドウの木の枝を、



こうやって、形作っていた所。

たくさんある枝から、たった２本しか、枝を残さない。

こうする事で、１本の木から、少量のぶどうを作って。

風味を凝縮させる。


それにしても、この形

教科書に載っているとおりだなぁ、なんて。

出来るだけ、日の光を当てる為に、かぶらないように、こういう形にする。

地域や作法によって、いつくか種類があるんだけどね。



そんなワケで、旅行中、たくさんのぶどう畑を眺めながら通り抜けた

Pain d'epices パン・デピス

“Pain d'epices パン・デピス”が、実は中国で生まれたものだっていうのは前に書いたけど（←ここに書いた）

それがフランスに伝わって。

ディジョンと、アルザスで、今の形になって、残った。



ストラスブールにも、パン・デピス専門店があって、買ってきたけれど。



真の名店といえば、





ここ、LIPSさん





このお土産の写真の、手前のお菓子のパッケージを見たら、分かる人もいるかも？？

フランスの、いろんな所で、このお菓子が買える。

我が家の近所のコーヒー屋さんでも、扱っている。


いろんな所で買えると言っても

４００年、ここで、変わらず手作りしている



フランスでは（にも？）、フランス中を歩き回って、おいしいものを集めて、

それを、小規模なお店（エピスリーや、我が家の近所のお店みたいな所）に紹介して卸している、なんて仕事をしている方がいらして。

自分で歩き回って、良いものを探して、お店をかまえて売っている方もいたり、ね。



そんなワケで、現地に行かなくても買えちゃうけれど。

せっかくなら、本店に行きたいじゃない



で、

この外観、

この看板


何かを想像しちゃう…？



そう

“ヘンゼルとグレーテル”



実は、日本で“お菓子の家”って紹介されているのは、原作では、実は、“パン・デピス”だったりする


マリー・アントワネットが言ったとされる（本当は彼女じゃないけれど）、

『パンが無ければ、お菓子を食べれば良いじゃない』

も、本当は、“お菓子”じゃなくて、“ブリオッシュ”。

日本に、ブリオッシュとか、パン・デピスが知られていなかったから、当時の日本人が想像しやすいように、言葉を置き換えたってワケ

ステキな翻訳だよね



アルザスは、フランスだけど。

第二次世界大戦前までは、ドイツ領とフランス領を行ったり来たり。

だから、ドイツにパン・デピスがあっても不思議じゃない



いろんな所で、歴史や、料理や、文学までが交わる“食の世界”。

だから、おもしろい



そういえば

このお店に来る前に、



こんな看板の、




こんなお店に寄っちゃった。


“パン・デピスの専門店”を探しにきたGertwillerという村。

車で行くと、最初にこのお店が目に入る。

あれ？

HPで見た写真と違うなぁ～、なんて、思いながら、




こんなのを買っていたら



ええ、違うお店だった訳で

LIPSさんは、ここから車で１分ほど奥に行った所。

…ご近所詐欺ですか…？？？



皆さん、LIPSさんに行かれる場合はお気をつけ下さい。

（って、そんな事するの、私だけかね）

（　↑　最初に、『変じゃない？』って言ったのは、スーさん…）

（もともと、アドレスは、ここじゃなかったし…）



で、スーさん、

『あ、こんな抜き型欲しかったんだよね～』

なんて言いながら、そんなの買ってるし