食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Les cornes レ・コルヌ

2011年12月15日 | 食材
私の働く職場の前で、週に2回あるマルシェ。

近所に住んでいる私は、あるイミ、ここが私の冷蔵庫


私が買い物するお店は、ほとんど決まっていて。

お店の方達とも、もう、おなじみさん



そんなお店の1つ。

質の良い野菜たちが手に入る、八百屋さん(マルシェのお店に、八百屋さんは似合わないなぁ)で、



…な…、なんだ?? これは…???



最初、“虫”かと思っちゃった



『これね~、珍しいでしょ

と、お店のマダム。

『初めて見ましたよ。

これ、野菜ですか?』

なんて、当たり前の事を聞いてしまった…

だって、ね。

こんなだよ?


“Les cornes レ・コルヌ”という、これは、トピナンブール(=日本でいう菊芋の仲間)の味に近いような。



最近、というか、ここ10年くらい

フランスでは、“復活野菜”が少しずつ、登場している。

復活野菜、つまり、昔あった野菜たちを再現しよう、という、試み。


日本でも、京野菜に力を入れる農家の皆さんが、注目されていたり。


トピナンブールも、復活野菜の1つ。

フランス料理の料理人さんなら、知っている人も多いのでは?

コルヌは、昔あった野菜、そして、地方限定野菜でもあり。


たまたま、私の隣にいたご婦人が、コルヌの事を知っていたけど。

他の皆さんは、私同様、全く分からず。


『蒸して食べるのよ

と、教えて頂いた。




で、買って帰ってきたんだけど。

皮、剥くのかな? 剥かなくて、いいのかな…? 


そんなワケで、スーさんが帰って来るのを待つ事に。


結果。

皮は、剥くらしい


といっても

コレ、1つが小指くらいの大きさで。

包丁とか、ピューラーで剥いたら、食べる所が無くなっちゃう

なので、

さらし布に包んで、そこに、粗塩をたっぷり入れて、揉む

やさしく、丁寧に。

そして、しっかりと


病み上がりの私達。

うまいこと、おいしい献立が閃かなかったので、

塩ゆでして、バターで炒めて、お肉の付け合わせに。


ほっくり、なかなかおいしかった



私が知らない食材、まだまだあるんだろうなぁ。

次に出会える、ステキ食材は何かなぁ



そんなワケで。

妙なものを見つけて来るのが、私

それを、どうにかするのがスーさん