食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Beurre de Echire

2011年02月13日 | ・産地を訪ねて
先日、トリュフ・ショコラに使ったBeurre de Echire-エシレバターの残りは、毎日の食事のパンに塗ったりして消費している

で、

『スーさん、エシレバターの工場見学に行きたいねぇ』

と言うと。

『うん、それはムリだね』

と、スッパリ返すスーさん。


『エシレバターの工場は、厳しく制限されてて、1年に10人とか、それこそ超大手の輸入代理店(すでに契約済み)とかのVIPだけしか入れないよ』

との事。


…残念


まあ、あまりに有名で、自分から宣伝する必要もないメーカーさん

エシレの広告やポスター探そうと思ったら、至難の業で。




やっと見つけた1枚

本当に、こんなカンジなのかなぁ



日本で、フランスで売ってる値段とそこまで変わらない価格で買えるワイン(もちろん、モノによるけど)と違って、フランス産バターやチーズを日本で買おうと思ったら相当高い

“生もの”を“空輸”して、新鮮なまま、品質を損なわないようにしようとすれば、そこまで高いのは、考えてみれば当たり前。

とっても、贅沢品



エシレバターの工場とはいかなくても、バター工場、時間があれば行ってみよう


…あと、チーズとチョコと、シャルキュトリーと…

食べ物全部…

見てまわりたい

Chevre… ヤギ…

2011年02月13日 | お菓子屋さん
本当は、順を追って記事をアップしたいんだけど

撮った写真達の量の多さに、自分のアップする速度が追いついておらず

(少しずつアップします)



そんな訳で、(まだ、1つも載せていないけど)2月は、チーズ屋さんによく通っている私。

で、ふと、

“ヤギのミルクで、コンフィチュール・ド・レ-ミルクジャム”は作れないか

なんて事が、ふと頭をよぎり


まぁ、ヤギの事を考えるなんて、高原でヤギを見た時(そして、ヤギのミルクのソフトクリームが売っていた時)か、チーズ屋さんでシェーブルチーズを見た時くらいな私。

そしたら、そんな事を考え始め。。。

で、思いついたのが職場だったので、とりあえずシェフに聞いてみた。

『ヤギのミルクが手に入ったら、ミルクジャム作れる?』

って。

『出来るよ~

って事だったので、家に帰って、スーさんに聞いてみた。

『スーさんの実家に行けば、誰かからヤギのミルクもらえる?』

って。

『もらえるよ~

って、言ってくれたので、計画を話すと、

『それ、あそこに売ってるよ』

との事。



~ここまで前置き~





早速行ってきた、Un Dimanche a Paris-アン・ディモンシュ・ア・パリさん




上に乗ってるのが、

“Caramel au beurre de chevre et sarrazin”-キャラメルクリームにシェーブルとソバの香りを付けたもの




まずは、スプーンでひと口。

なんていうか、上品な甘さで、ほのかにシェーブルの風味とソバの香り

最後まで、キャラメルクリームのやさしい甘さが主体になっているので、決して強い味じゃなくて。

私の中で、大ヒット

っていうか、ホームラン?

(え? 古い…?)


早速シェフに持っていって味見したら、

『ああ、うん、おいし…、い… 

みるみる顔をこわばらせるシェフ

そう、ウチのシェフ、シェーブルチーズ(っていうか、チーズ全て)嫌い…。

この、ほのかに香るシェーブルでもNGだったようで

さらに、マダムも、シェーブルダメ

そして、フランス人パティシエ君もNO

(彼は、シェーブルチーズはOKだけど、シェーブルの甘いもの系が嫌いとの事…)

そして、更に言うなら、スーさんがお店を紹介してくれた時に、

『職場のスタッフが買って来てくれたんだけど、その時もう味見したから、買ったら自分で食べてね』

とのスーさんのお言葉。

そう、スーさんもシェーブル嫌い



まぁ、好き嫌いはみんなあるだろうケド…。

ここまでNGを出されると、おいしいって言ってる私が悲しくなる



あ、一緒に買ったのは、

“Praline Amandes et Pistache”-アーモンド&ピスタチオ味のプラリネクリーム

“Des d'orandes”-オレンジのコンフィ(乾燥)

プラリネクリームは朝食用に、オレンジのコンフィは、チーズに合わせようと思ったんだけど。

スーさんいわく、

『製菓材料用だよ』

との事

もちろん、私の用途でもOKだけど。

ナルホド

お菓子を作っている人には、ステキな材料



キャラメル・シェーブルは、お店の方が、

『そのままはモチロン、サラダ(シェーブル・ショー)と和えたり、食べるバリエーション
はいろいろ

って、教えてくれた。

コレ、我が家(私専用)の常備品に決定



あ、今回こちらにうかがったのは3回目。

2回目は、ガレット探しに行ったんだけど、もう置いてなくて




その時に焼き菓子を1つだけ買ったら、チョコくれた


今回行ったら、



チョコ、2つくれた

(左の箱は、スーさん用ヴァレンタインチョコ)



毎回対応してくれるお姉さんが同じ方で、とっても雰囲気の良い方

またうかがいます


(お店に入ったら、日本人のジャーナリストさんが取材してた。

パリの情報って、日本でも、ほぼリアルタイムで入手できるのがすごい

食でも、ファッションでも、なんでも)