のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

シリア

2013年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 どうやら化学兵器の使用をめぐってシリアと国連でドンパチが始まったのかな?宣戦布告なき開戦になった感がありますが、国連が国際法違反の宣戦布告なき開戦をやらかしてよいのかな?勝てば官軍の国連ですから。

 シリアで使われたと言われている化学兵器がどんなものなのか?アラブ方面ではマスタードガスが使われた実績はありますが、今回は?

 生物化学兵器の恐怖。日本はかつてオウム事件で体験したはずです。

 1994年の6月だったと思いますが、松本市で毒ガス事件が起きました。サリンという毒物だったことがわかるのはまだ後のことでしたが、興味深かったのは私の周囲の農家の人たちが口をそろえて「有機リン系の毒物」とその時点で断定していて、さすがに農薬を扱う農家だなと感心しました。

 農協で毒物劇物の資格取らせたり、知識豊富な農家のおじさんたちはテレビが知ったかぶりで流す映像をにでてくる農薬の袋などを見て「あの除草剤ならうちにもある」とか、「この農薬を濃縮すれば材料になる」なんて話題で暇つぶしになりました。

 何とかとハサミも使いようではありませんが、武器も毒物も、知恵も、どう使うかと言う心構えだけです。

 サリンなどの有機リン系の毒物を開発したのは、旧ドイツのバイエル社で、現在も存在する会社です。農業に使う除草剤や殺虫剤でバイエル社が開発した薬品は不可欠。農業関係者はとてもお世話になっている会社です。

 同じように戦前化学兵器などを研究していた731部隊はミドリ十字として残っています。化学兵器の技術情報は連合国にとって重要だったんですね。

 さて、今回シリアで使われたと言われる化学兵器はどこの国の技術なのか?

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