のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1503

2018-05-28 00:03:20 | 新しい子猫たち 

正人は ジイサンに この猫の事を聞いた。


 


ジイサンは 


ちょっとした縁で知り合った猫ですが 大変賢くて 私よりもむしろ家内がよく会ってます。お二人とも働いている若夫婦に飼われています。鍵まで預かって、家内は今日も猫と相談していると思います。パソコンが使えて メールが出来る猫ですから、あれ程世間に詳しい、色々な事を知っているのは 猫は兎も角、人間にすら滅多にいない。 と言った。


 


正人はこの時 確信した。まさしく ココの娘だ。


 


住所を聞くと 敷地内とそれ程離れていない。直ぐに行こう、ジブ交通に車を頼んだ。今はワゴンのデッカイ車しかないですが とか言われたがそれでいい、直ぐに来てくれと言った。


 


若夫婦との連絡は後でもいい。


 


ジイサンと二人で この家に急いだ。正人は考えていた。


なぜ ココシロ、ココの娘は連絡を取らなかったのか?、メールを送れば済むではないか、そうか ココシロは今の飼い主を大変気に入っているのだ、香奈の猫と知られてしまうとその青年との間の平穏が崩れてしまうと恐れているのかもしれない。ココシロにパソコンを与えるような飼い主なのだ。その点は注意して話をしよう と思っていた。


 


 



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