のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.985

2016-12-08 00:00:28 | 新しい子猫たち 

実際には リトルホワイトは全く 手は緩める事はなかった。むしろ 今は政権の大番頭と云われるようになった官房長官をしっかりと見ていた。リトルホワイトには陽太親衛隊の奴らの所に配置していた、前科者たちの連合組織からの報告がずっと入っていた。その報告を見て、天狗になりそうな 官房長官に ワシは何でも知っているぞと脅しをかけていた


 


陽太は 相変わらず全体を見ていたし、いわば陽太が二人で政権を監視しているのに等しかった。


 


リトルホワイトは 犬 猫の殺処分を法令として禁止する事は出来たが、やはり特殊な時、狂犬病の犬とか例外の時は、犬猫の殺処分はあった。けっして今はゴールではないと信じていた。従来の動物愛護法でさえ、犬猫のたちの殺処分が出来るとは書いていなかった。それが出来るようになった経緯を見れば、安心できる状況ではないと思っていた。


 


神幸は結局は強い奴に従う癖はあった。そのためには強くならないといけないし、神幸のしていた成長策も捨てがたい、今はリトルホワイトも色々と勉強も必要だった。ただ勉強するにつれて、リトルホワイトの策謀は益々神がかりになっていた。


 


跡継ぎの奴にもこっそりと総理官邸で密かにあって、励ましたり、作戦を授けていた。官房長官もリトルホワイトの策謀には唸っていた。



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