のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.861

2016-07-30 00:00:04 | 新しい子猫たち 

正人は 社会保障関係の一つを会社内部に取り組み、儲けはないだろうが ビジネスのような形にして大部分 は 外部の社会福祉財団に残し 資産管理会社として 寄付する事を考えていて、香奈ファイナンシャルの海外部門にも 同じようにいった









正人にとっては 恰好の体裁作りとして考えていた














財団の海外部 と 香奈ファイナンシャルの海外部 だけの話なら その方向でまとまっただろう









ただここで 小夜が入ってきたので まったく予想もつかない事になった









小夜はタックス・ヘイブン 内に いわばジブシティーのようなものを作ろうと提案していた。




ビルの中核は治部ビルが用意して そこにいくつかの企業部門と社会福祉施設を集約して入れる









瑠璃興業系のファーストフードやレストランまで入れて全体としての活性化を図るというものだった









ただジブシティーといっても 小さいもので ビルもそんなに大きくはなかった。









香奈ファイナンシャルとしての出費は大きくなって慌てた海外部門は正人に聞いたが、さすが正人であった。




小夜からの提案と聞いて 仕方ないね といっただけだった









小夜は当初結構大きな計画を立てて かなりの金額をタックスヘイブンに持ち出し、そこで資産管理会社を作り、ジブシティー計画を詳細に詰めるとやっぱり 無理とかにして ビルも小さくして、使う金も少なくして、単に資産管理会社を作った事になって、使わなかった金は 例の地域公益法人への寄付として、その金を無税償却で海外の形だけの運用会社に運用を委託してもらい、実際には神之助グループに運用してもらい 運用手数料として海外に秘匿する事を心の底では考えていた。




















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