のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.797

2016-05-23 00:00:28 | 新しい子猫たち 




ジブシラスト系列 元々の冶部一族の会社 出資先も含めて いわば強者揃いで ゼニ儲けは上手い





ただ強者同士だけに アッチの利益がデカイ と まとめようとしても まとまらない





談合はよくないが 仲間内での無駄な争いが多かった





この役員の会社 とか各種の合弁会社を仲介させると 上手くいった。人もだして、この会社がごっそりと利益を取っているワケでもないとわかってきた





人も仕事も出すので 仲介させる必要もないようだが、これらの会社を仲介させると 上手くいったのは不思議ではあった




人は各社からそこそこと云うか優秀な奴がきて 敷地内の冶部一族の若い奴らも勉強のために入った





これが不思議にも上手くいった。あの役員も才能を伸ばす事もできた 優秀な奴は優秀な奴を育て、それが又人を育て、元の会社に戻った奴らとも連携していく と云う好循環が続いていた





リトルチャタロウ は香奈の直系とも言えた 言葉使いがなってなかった奴を育てていた。


ただリトルチャタロウはいわば 天才の猫なので 自省の心は むしろ弱かった 自分の天分を信じる事の方が多かった。リトルチャタロウ自身もそれに気づいていた。だからこそあの役員を使ったのだ。





暫くするとリトルチャタロウの金融研究所 もっと大きな本体の研究所の理事、各種の合弁会社の役員に、あの役員と同時に就任する事になった。いわば実践での教育にあの役員を使ったのだった





改善してきたといっても あのアホはナニを云うか判らない恐怖があって あの役員の制御にみんなの期待がかかっていた








あのアホ といっても東大は出ているし、リチルチャタロウは知り合いのイギリスの有名大学の金融学者にたのんで博士号も取らしていたし、オリンピックの金メダリスト しかもイケメンの兄ちゃん、香奈直系で金がどれだけあるか判らん家の息子ではあるが それを全て帳消しにする程 言葉遣いが悪かった。





若い時にそれでオリンピックに一度出られなくなった事もある、ワレ ナニカとか言って、関東の人なのに 神戸のナニナニ組のヤクザと間違えられた事もある、一時 文武両道の凄い人とに言われたが、インタビュー受けて一瞬で企画は取りやめになった。しかも身体もデカイ、筋肉隆々、怒り出すと誰も制御できなくなる恐れがあって 且つ短気で怒ると一瞬でヤクザ言葉になる。





香奈はいつも あのアホとか馬鹿がといいながらも可愛がった。コイツは言葉を飾らないが、本当に思っている事しかいわない、もっとも おべっかとか追従を云う意味が元々ない奴ではあった。






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