のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
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新しい子猫たち No.1874

2021-06-03 00:08:55 | 新しい子猫たち 
将棋の強い男の子の場合 猫と洋太郎は扱いに苦戦していた。素質はあるのだが 負けそうになると この世の終わりみたいにガックリとくるし、負けると号泣するだろうし、また将棋を止めると云いかねない。


AIだけでは実戦感覚が身に付かないと 猫の先生は時々指導将棋をするが ちょっと負けそうになるとガックリと肩を落とす、猫の先生は さりげなく負けてあげるがこれでは本当に強くなれないと思っていた。


洋太郎は紡績が関与している棋戦のアマ棋戦に出したらどうだろう と言った。猫に聞いても アマ相手では負ける事はあるまいと言った。確かにアマ名人になった人も出る棋戦だが あの子との棋力の差は歴然としている。


ただアマ棋戦の出場規約には小学生以上となっていたが そこは洋太郎の力、

いつの間にか 1歳下げられていた。


あの子は それこそ棋力の差は歴然としていて、勝ち進んだ。


ただ洋太郎も猫も 予想だにしなかった事が起きた。