忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

記憶

2008-08-26 21:13:29 | ハンディキャップ
彼ら、彼女らのことを著そうとするときは、やはりその表現方法に
迷いが生じますね・・・。

どのような表現をしたとしても、受け取る方によってみれば不快感を
覚える方もいらっしゃるでしょうし、何も感じない方もいらっしゃる
でしょうし・・・。タイトル名も4つくらい迷いました。

だけど、これが一番しっくりくるかな。

自動車の営業を始めたのが2年と少し前。
最初は、どれもこれも、営業のためと思ってはじめたことなのです。
唯一、松山自殺防止センターの活動だけが、それ以前から続けて
いた活動なのですが、それ以外は、すべてと言っていいでしょう。

ですが、今やどちらが主でどちらが副なのかすらわからなくなって
しまいました。

そんな中で、まるで必然のようにして、様々な障害を持った人たち
と関わりあうようになりました。

そんな中で、生まれながらに、脳に障害を持って生まれた子どもたち。
彼ら、彼女らの魅力は、過去に何度かご紹介した、かっこちゃん(山元
加津子さん)
の映画や講演を通じて、そしてそれから関心を持って
彼・彼女ら自身や、彼・彼女らに関する話に耳を傾けるようになって、
本当によく実感するようになりました。
宇宙の約束―私はあなただったかも
山元 加津子
三五館

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この本でも紹介されているエピソードを少しあげてみると、
ある、一人の子どもが池のほとりで絵を描いていたときのこと。

この子どもの絵は、まるで真上から見て書いたかのような絵で、
かっこちゃんは、ふと気になって、この絵を縮小コピーして、
地図の上から重ねてみたそうなのです。
すると、この絵は、まるで測ったかのようにして、地図の図形と
ぴったり一致したのだそうです。

これはかっこちゃんが体験したエピソードに過ぎませんが、他に、
僕が知人から聞いた話では、電車に乗った男の子が、家に帰った
あと、電車の中で見た時刻表を絵に描いたとき、その時刻表の文言
や配置が一字一句間違わず、描かれていたことや、僕の知り合いの
男性が、たった1度しか会ったことがない僕が、たった1度だけ
話した僕の生年月日と年齢、車の車種をすべて暗記していたこと
など、まさしく「神業」としか思えないようなことを簡単にやって
のけるのです。

彼・彼女らはまるでパシャッと写真に撮るようにして景色を記憶する
のだそうです。そして、それを忘れることがありません。

辛い記憶も・・・。

だから、彼・彼女らにはなるべく楽しい体験をたくさんさせて、逆に
辛い記憶は体験させないようにすることが大切なのだそうです。

愛媛県庁の地下には、地域生活支援センター夢ポケットという
生まれつき社会的にハンディを持って生まれた子どもたちの社会復帰を
支援する団体が運営し、従業員もここで生活訓練を受けている人たち
が働いている、「夢屋」という喫茶店があります。

ランチタイムにもぴったりな、そんじょそこらの食事屋さんなど
足元に及ばないほどおいしいメニューが取り揃えられています。

県庁、ということで少し及び腰にもなりそうですが、とても素敵な
お店なので、ぜひ食べに行ってみてください。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
県庁の (ゆき)
2008-08-27 01:41:22
今度、行って見ますね(*^▽^*)
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ぜひぜひ (のんき(nonkinonki))
2008-08-27 09:19:30
行ってみてくださいね。
返信する

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