ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

INVITATION(5/29)その6

2021-06-29 15:35:00 | メディア
「ニューヨークでのレコーディング」については、甲斐さんだけでなく
甲斐バンドのメンバーお二方にもインタビューされていたようで
いきなり松藤さんが登場されて、ちょっとビックリ!

松藤さんは「ニューヨークで判ったこと①良い音が録れてると、洋楽の音になるのね
リミッターなんかのかけ具合やEQの仕方で出来てるんだな…みたいなことが判って
それはビックリしましたですね、ええ…
あっ!こうやって良いんだ!?やるんだ!?って…」と、おっしゃってましたが

初めてパワーステーションに行かれ、ボブが最初にミックスした
「観覧車'82」をお聴きになった時に
「ワシの太鼓がロキシー・ミュージックになってしまった!」と驚かれたんですよね?(笑)

一番判りやすいのは、ミックスダウンに使ってたスピーカーが
えー、ヤマハのNS-10Mっていう、そんなに贅沢ではない
このくらいの…(と両手で大きさを示され)…程度のスピーカーが2個あって
死ぬほど音が良いんですよ、それが…で、みんな、えー、それを真似して
10Mを日本で買っても良い音しないんですよ、やっぱり…」と話され

続いて、イチローさんが…「まず、行くにあたって、言葉で説明してもしょうがないと…
だから、まず、あの…最初、ミックスダウンで行った訳ですね
だから、日本でレコーディングして、演奏と歌を…
で、向こうに持って行って、その各トラックをボブが聴いて
ミックスダウンをするっていう作業だったんですけども…

だから、こういう音にしてくれとか、こういう傾向とか、こういう風にしてくれじゃなくて
彼がこの全てのトラックを聴いて、どういう風な反応を示すか…っていうようにして行ったんですね
それが非常に楽しくて、とにかく考えられないから
1トラックずつ全部リミットアウトして行ったりって、ホントに自分の好みの音にするんですよ

でも、普通、そんなこと20何トラックもやったら絶対、飽和状態になるのに
ナンか綺麗なパズルに仕上がって行くんですよね
それをやって、どう変わったか?っていうと
こういう音の仕上がりになるんだっていうイメージでギターを弾いたり、アンプの音を作ったり
次のステップに行くような音の張りというかね、そういうの感じましたね」

…と、おっしゃってましたが、デジタルで作業すると
部分的な修正やバージョンを増やすのが容易になるため
細かなテイク違いが数多く生まれたりする曲もあったみたいで(笑)
それらを全部メモに残す「記録係」を担当なさっていたんですよね?(笑)

ともあれ、ここで映像はスタジオのトークシーンに戻り…
甲斐さんが「ニューヨークに行って、ホントに良かったと思うのはね
ボブとアルバム3枚作ったあとに、今度はその他のエンジニアとも、みんな作るんですけど
みんなとやっぱ仲良くなれたことですね、それが良かった」と話されているのをバックに
パワーステーションで撮られたとおぼしき写真が数枚映しだされ

古舘さんが「レコーディングスタジオのあれこれのスゴイ話と
それと、その…甲斐さん、よく言いますね
ライブっていうのは、まっ、肉体性なんだと…
ナンか、そういうことと重なって来る部分…」と言いかけられたトコで
甲斐さんが「イヤ、もちろんそう…あのー、イヤ、結局…」とカットイン(笑)

「『ハートは熱いけど、脳ミソは冷静じゃないと…』っていう表現があるじゃないですか?
…で、ライブって、まさにそうなんですよ
そのライブに出て行くための一番元っていうのが、しっかり、ちゃんとしたレコーディングの
良い作品のアルバムを作って、それから、ライブに行くっていう…
それが一番大事なことだと思うんで…」と話されてましたが
最近は「セットリスト予告」のために、アルバムをリリースなさってるような…?(失礼!)

続いて…「ライブで最大限のパフォーマンスを尽くすため、作品作りにとことんこだわる甲斐…
その思いはカバー曲にも…」というナレーションと共に
画面には「甲斐よしひろ名義も含む」の文字と
甲斐バンドが、カバーして来た曲のタイトル…

朝まで待てない/ザ・モップス、駅/竹内まりや、OH MY LOVE/ジョン・レノン
花・太陽・雨/PYG、グッドナイト・ベイビー/ザ・キングトーンズ
今宵の月のように/エレファントカシマシ、霧雨の舗道/加山雄三、恋のバカンス/ザ・ピーナッツ

別れましょう私から消えましょうあなたから/大黒摩季、八月の濡れた砂/石川セリ
赤い靴のバレリーナ/松田聖子、裏切りの季節/ザ・ジャックス
くるみ/Mr.Children、マドモアゼル・ブルース/ザ・ジャガーズ…
そして「カバー曲について」とのキャプションが映り

その中の1曲「恋のバカンス」が流れる中
「甲斐さん、カバーするじゃないですか、色んな人の…
ちょっと、それについても訊いてみたいんですけど…」と古舘さん
甲斐さんは「ハイ、70年代の…78年くらいですかね?77年か78年…
あの…ナッシュビルに1人で行って、カバーだけのフルアルバム作ったんですけど…

僕、知らなかったんですけど、その時は…
僕が一番最初に…日本で一番最初にカバー曲のフルアルバム出したの
僕が一番最初らしいんです、あとで知ったんですけど『えっ!?』って…
それは、もうナッシュビルに単身行って…
で、プレスリーとかニール・ヤングとかディランとか
やってるミュージシャンたちをセレクションして、行ったんですけど…」と話されていると

「翼あるもの:甲斐よしひろ初のソロカバーアルバム 1978年リリース」とのクレジットが出て
「ナンかね、もう(メンバー)みんなね、すごく…それなりにバンドがデカくなって
ちょっと、こういう…(と、鼻の先に握り拳を添えられ)…感じだったんですよ
『お前!そこまで上手くないからな!このバンド』
…っていうのが、僕、ちょっとあって…余計なお世話なんですけど(笑)

イヤ、もう、1人で…あの…『ナッシュビル行って、良いメンバーと作るから』って言って
それが、すごく逆に良い折り返しになったんですね
バンドにすごく…すごい大変な刺激になったと思います
カバーって大事なんですよ、やっぱり…あのー、コピーと創造って切り離せないから」

…と、おっしゃってましたが「コピーと創造」というフレーズに聞き覚えがあり
「ナンだったっけ?」と思ったら「九州少年」の「プロレス」という章に…
ビデオはもちろん「専門のプロレス雑誌なども全くなかった時代」
アントニオ猪木さんの卍固めを初めてご覧になって

「町内の連中みんなで技の解釈を試みた
情報量がない時代というのは、ものすごい集中力とイマジネーションを生む
この時に培った『瞬間に記憶して技の完成に繋げる』というのは
現在の音楽という表現にものすごく役立っている。コピーと創造だ」と記されてました(笑)

古舘さんが「徹底的に『この歌イイ!』と思って、聴き込んだ曲しかカバーしないんですか?
それとも…」とおっしゃったトコで
「イヤもう、自分が小っちゃい時からずーっと好きで、頭ん中で何十回も歌って
『好きだな』と思う曲だけをやったんです」と甲斐さん

「繰り返し繰り返し聴いたものだけを…?
『非情のライセンス』をやろうっていう、その始まりは何ですか?」という古舘さんの質問に
「僕ね『キイハンター』のあの曲、すっごい好きだったんです、ずーっと…」と返されたトコで
「野際陽子 非情のライセンスのカバー」とのクレジットが出て

「誰もやらないんですよ、見てても…見てて…
で、アレ、野際さんがアノ曲だけ歌ってんですよね
野際陽子さんは、アノ曲しか歌ってないんですよ。完全に無国籍で、素晴らしいんですよ

実は、それをレコーディングして、2ヶ月後か3ヶ月後くらいに、僕、ニューヨークに行ったんですね
そしたら、その時、野際さんが亡くなられて…これ、何かの縁だなと思って…」

…で、その「非情のライセンス」のライブシーンでは
松藤さんが、珍しく?イチローさんのお隣(上手側)に立たれ
アコギを担当なさっていること以外は「HEROES」ツアーと同じ布陣でしたが

自称「ベース好き」(笑)の奥さんは、赤レンガ倉庫ライブも同じステージセットなら
「センターから、やや下手側の席がイイな♪」と言ってたんだけど
先日届いたチケットの席番を見る限り、どうやら、やや上手側だったらしく
「同じ列のちょうど反対側辺りの席に、イチローさんファンの人いないかなあ?」と申しておりました(笑)

でも、1年延期になってもキャンセルはしなかったとはいえ
「ホントにチケットが届くのか?」と心配していたようで、無事に現物
それも、今年の日付とタイトルが印字されたもの…を手にして、ホッとしたみたいです(笑)
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