ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

夜汽車その2

2013-03-21 12:12:05 | 日記
奥さんが寝台車の窓の外を眺めて
物思いにふけっていたと
冗談っぽく書きましたけど

北へ向かう女性のひとり旅って
何かと周囲の方に憶測や妄想?をもたらすようで…(苦笑)

今みたいにネットでアゴアシの手配が出来なかった頃

直接、宿に予約を申し込むと満室だと断られたり

夜行列車に乗り合わせた方が
うるさいくらい話しかけて来たり…(笑)

奥さんいわく…

ひとりでずっとニコニコしてたら
その方が心配だと思うんだけど…(笑)


それはさておき…

【最後の夜汽車】を書いて
思いを吐き出しきったという甲斐さん

その後のインタビューで…

ゴールだと思ったよ
でもゴールじゃないんだよ
10日経ったらピンとして立ってたよ(笑)

トカゲみたいに切れた尻尾がまたはえてくるんだよ

それとともに痛みは増すし
1回消えちゃった痛みがまた湧いてきた時には

4倍くらいになって戻ってくるからさ
そこでまた吐き出そうとする…


人間は悲しみというヤツを持ってる
これまでの俺の歌っていつも泣いてる

いつも悲しみに沈んでいて
いつも失恋なわけ

そういう姿も本当だろうけど
人間って泣きはらした後

どこへ行ったらいいのか考えるんじゃないか?
今はそんな曲を作りたいんだ


それまで思春期の少女たちの胸を切なく締めつけた
哀愁のある歌詞とメロディーの曲から

強く骨太にロック色が濃くなったアルバム『誘惑』へ…

甲斐さんご自身がナイーブな青年から
大人の男になったということだと思うんだけど

奥さんいわく…

一部の女性ファンには不評だった(苦笑)


甲斐さんいわく…

『この夜に…』の後の『誘惑』は
非常にいいレベルだったんじゃない?

スプリングスティーンが
『夜は自由、夜は無限』って言ってたけど

夜は昼の向こう側にあるだけじゃない
自由な無限な夜の側から見ると
昼はギリギリの今なんだ

『この夜に…』までで
俺は俺の夜の世界から昼へ移行した

早くしないと燃えかすになっちまう今を
今こそ歌うためにね


また、別のインタビューでは

『ステージでセクシャルということを意識しているか?』と訊かれて

昔から同じだし、特別、意識はしていない

あんまり意識してると男の客が来なくなっちゃうし…

でも、最初にパァーッと飛びついたのが
女だったってことは、多分にそれはあるんだろうね

でも、その面だけで女が5年も6年もついて来るには
甲斐バンドってハードなんだよ

…と答えておられます(笑)


40年近くついて行ってる奥さん(笑)

もちろん、その面だけで惹き付けられてる訳じゃないですけど…(爆)
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