ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろのジャーニー・ギター(第27〜29回)3

2017-10-29 11:25:00 | メディア
「あの…『バー キタザワ』っていう店があってね
ある日、そこに勤めてた、半分、役者やりながらね
だいたい売れない役者の人はですね、飲み屋でバイトしてることが多いんで…
シモキタ多いんですよ」と甲斐さん

「それで、僕が行ってるバーに、行きつけのバーに
その『バー キタザワ』が老朽化で古くなって、もう閉めるんで…って言って
従業員に雇われた人間がいるんですよ

それ、そういう…さっき言ったみたいに売れない役者なんですけど
タクローくんって言って『キミさ、どこにいたの?』って言ったら
『バー キタザワです』って…『えっ、バー キタザワにいたの?』って…

それで、僕をこのBAR サクラザカに連れて来た大監督が
また別なトコで飲んでたら
『甲斐さんさー[Aサイン バー]って行くよね?』
『えっ、何回も行ったことあるよ』
『あそこさ、バー キタザワやってた人と同じ人が経営してんだよね』
『ウソ!?』って言ったら、Aサイン バーって2軒(ある)?

更に、これは、しょっちゅう使ってたんですよ、2階に個室があるんで…
お好み焼き屋がある『さわ』って、鉄板焼屋でね
そこは、しょっちゅう2階の座敷を使ってたんで…」

…って、何の話かと思ったら、それらのお店はすべて
安里さんが東京で経営なさっているお店だそうで
甲斐さんは、何もご存知ないままに
沖縄のBAR サクラザカにまで足を伸ばされていたらしいんですが(笑)
それぞれのお店に通われていたってことは
よほど安里さんのお店作りが肌に合っていらしたんでしょうね?(笑)

「いやぁ、しかも全部違うからね
ただ、共通してんのは、沖縄の素材を…
沖縄の食べ物が、何となく…ナンか、みんなね…
でも、まあ、1軒はバーだし、1軒は、まあ、ちょっとコレはね
一番、沖縄色、強そうなバーで…
で、お好み…鉄板焼さわは、全然ね…まあ、海ぶとうがあったり…」

…と、これは、映画「破れたハートを売り物に」の打ち合わせの際に
「台本のことでモメてる」と甲斐さんが呼び出されたトコですね(笑)

「そういうのがあって、ビックリして
『イヤ、俺、やっぱりもう1回、絶対行く!BAR サクラザカに…』って言って
そういうね、くだりがあったんですけど…(笑)

しかも、色々、話してたら
僕、もっと昔、実は一度(安里さんと)飲み屋で会って、話したことある
スゴイです!あまり僕に話しかける人少ない(笑)」と話されると
「もう20年前にバーで、何度かお会いして…結構、気さくに…」と安里さん(笑)

「しかも…あの線路沿いにあるね
そこはまた、ナンか色んな…何て言うんですかね
アーティスト、役者、来るようなね
チャゲも来るし…チャゲがナンか役者みたいなの連れて来るし
あと、WAHAHA本舗の梅ちゃんとか…」
って、それはアノ「酔っぱらい製造工場」みたいなバーのことかな?(笑)

安里さんが「(梅ちゃんが、BAR サクラザカに)来てくれました
『沖縄料理キライなんだ』って言いながら(笑)1回だけ来てくれました」とおっしゃると
甲斐さんは「来ました?(笑)
人のバーに来て、鼻の穴にピーナッツ詰めて飛ばすっていう…ヤメろ!(笑)」と…(笑)

「それは、20何年前に、そういうのあって
まあ、その店、もうなくなってるんですけど…
そういう色んな所をこう…何となく覗いたり、通ったりしながら…
で、バー キタザワは何年くらい、おやりになった?」と訊ねられ

安里さんが「15年近くやってました
今度、来年また復活しようかと思ってるんですけど
そういう物件でないと出来ないんで…」とお答えになると

「なるほど、いわゆるちょっと古い感じのね
ちょっと、やっぱりこう…建物に味がある…
まあ、だから、判りやすく言うと、あのゴールデン街みたいな気配ね
そのシモキタ版…まあ、バー キタザワはそういう感じでしたもんね

で、そのタクローくんに訊いたら…
『キミはナンで、バー キタザワでバイトするようになったの?』って言ったら『イヤ、一応、面接あって
「ふーん、お前に決めた!名前が気に入った」って…』それだけか!?(笑)
タクローくん、不思議な不思議な…寡黙でね
でも、バイトで10年ってことは、それくらい、役者で売れないってことですよね」
…って、ちょっとツライなあ…(苦笑)

「あのー『さわ』…鉄板焼屋のね
ホントにもう、お客の層も若い人から、僕らくらいの世代までね…
そこは、表からも入れるんですけど
実は、裏木戸からですね、スーッて2階に上がることも出来るんですよね
アレはバッチリ!素晴らしい!(笑)」と甲斐さん絶賛の裏木戸は

「自分が芸能人だったら、こっから入りたいなって思ったんで」という
安里さんがお作りになったそうで
「塀を壊して、ちょっと低い扉」は
「お茶室に入るくらいの低い姿勢に…
それが、なかなかイイんですよ、イイんですよね
ホントに細かいよね(笑)

そういう、全く種類の違うお店やろうっていうのは
やっぱり、ナンかあったんですか?」との質問に
安里さんは「やりたい店のパターン
自分の好きな…やりたい店に近づいて来て
最終形っていうか、ちょっとずつ好きな店に…」と話されてましたが

個人の住宅でも、本当に気に入るものは
3回建ててみないと出来ないと言われてるし
ましてや、コンセプトの違うお店となるとナカナカ難しいでしょうねぇ

「あの…バー キタザワって、ホントにオーソドックスな感じのね
老舗っぽい感じのバーですよね」と言われ
「だから、ああいうのも作ってみて…それからですね
あ、じゃあ、こういうのも、ちょっと行こうかなって…」と安里さん

「鉄板焼の方も、もう10年近くやってますから、長いです」と話されると
甲斐さんは「僕、出来たすぐくらいから行ってるから…
そうか、そうか!だから、あそこ、チャゲとかも行ってたんだ!」と納得され

安里さんの結婚式の時に、チャゲさんから
お祝いのメッセージが贈られたとお聴きになって
「良かった!そんな時から知り合いじゃなくて(笑)」と…(笑)
「何か一曲…」ってお願いされると断れないって、おっしゃってましたね(笑)

「でも、ナンか、一つ形を作ると
だんだん、こう…見えて来るし、欲も出て来るもんね
それもまた、ビックリするくらい違うもんね」と甲斐さん
安里さんにとって「同じ経営者と思わない」と言われることは
「結構、嬉しいですね(笑)それは褒め言葉と思って」おられるんだとか…

「鉄板焼さわのこだわりは判りましたけど
Aサイン バーは何ですか?Aサインってことは沖縄のアレでしょ?
泡盛の甕…まあ、泡盛がウリなんですよ

もう、ウチの娘が行ってて…ウチの娘から教えて貰ったんですよ
『父さ…』父って(笑)『父さ、そんなに沖縄(料理の店探してるの)?』
『あるの?』『あるよ、1軒』って
嫌々、教えてくれましたよ(笑)あの3階の方…」

…って、ココが、いつかイチローさんがブログに書かれていた
「Kさんが見つけた沖縄料理の店」なのかな?と思っていたら

「…で、バー キタザワの方は、一番オーソドックスな出発点として…」
…とマトメられたトコで、安里さんから
「出発点は、2階の沖縄料理屋が…」と訂正が入り

「あ、アレ、2階の?行った、行った!
僕、実はAサイン バーって言いながら、僕、実はそこに行ってるんですよ
僕、そこに…2階行って、ちょっとチャンプル、ツマミで
それで飲んだんですよ」と明かされ「えっ、そっち?」と…(笑)

「じゃ、店の子たち、誰も甲斐さんって判ってないんですよ
『甲斐さん、来てました』って、今まで1回も聴いたことないです」と安里さん
「その後に3階行ったの」という甲斐さんの言葉に
「あ、そうですか!ああ…すいません!」と謝っていらしたけど

甲斐さんが「気配を消して」おられたのかも知れないし(笑)
甲斐さんって、意外と(失礼!)「来てやってる」風なお客じゃないような気が…?(笑)

「だんだんね、ナンかね、その正体が
だんだん判って来ると、コワイなーと思うよね
あのさ、その実体が、だんだんだんだん
神秘的な、ミステリアスな、実体が判れば判るほど

コレの後ろにいるヤツ…コレ、バックは誰なんだ?いったい…
ってことなんですよ…だったんですよ」と話されると
安里さんいわく…こんなインチキ関西人でスイマセン(笑)

「スイマセン、一番、弱点突いて(笑)まあー面白いですね(笑)
で、意外と料理をしっかりおやりになってるじゃないですか、それぞれの店で…
あれがやっぱり…僕ね、やっぱり、ちょっと出すって言ってもですね
料理しっかりしてないとダメだもんね」と甲斐さん

このBAR サクラザカは、オリジナルピザが作れるというのがウリらしく
お客さんが、ベースを決めて、多様な缶詰めの中から好きなものを選んで
トッピング出来るそうですが

甲斐さんが「美味しかったもんね
でも、どうしてコレ(缶詰め)なんですかね?」とお訊きになると
「イヤ、下ごしらえしなくていいんで…」とのお答えだったんで(笑)
「『オイ!』って、全員でツッコんだ(笑)」んだとか…

そのお話があったからでしょう
安里さんは(それぞれのお店で出されている料理の)「集大成がココにあるんですね(笑)」と…(笑)

でも、甲斐さんは「それは冗談抜きで、実は、やっぱり旨いのよ
どういうプロセスで、仕上がりがどうで、味がどう…じゃないから、客は…
イヤ、それはイイですよ、だから、ツマミがしっかりしてると
2度3度って行きたくなるのは、そこなんですよ」と、おっしゃってました

「(従業員の方が)辞めないのがスゴイですよね
辞めないこと、大事なんで…
やっぱり、人、大事にしないとダメだもんね」と甲斐さん

安里さんが「最後は独立して食えるようにしてあげたいな…」
と、思っておられることを明かされると

「僕は、マネージャーは絶対、独立して食えるようになるまで
ずっと言い続けますから…
僕、細かいトコ全部やりながら
『ナンで、こんな風にね叱るか、怒るか判る?』って、全部ポイント言うんです

もし、こうなった時には、引出しの問題とか、あるじゃないですか
放っとくと、トラブルが起きるし…
そういう引出しって、幾つもあった方が絶対良いじゃないですか
だから、そういうこと全部言うんです
その挙げ句、全部、自分で独立してメシ食えるようになれよ!っていうことなんですけど…」

奥さんは、佐藤剛さんの後に甲斐さんに就かれた若いマネージャーの方々に
甲斐さんが時折、何か注意をなさっている光景を思い出したようです

ともあれ…「ぜひ今度、東京でもし…同じトコで色々、スレ違ったら
僕の方からも連絡入れさして貰います」と約束され

「ということで、ジャーニーギター、いかがでしたでしょうか?
まあ、さっきも言ったみたいに…

(「さっき」というのは、2週目の最後に
「ぜひ皆さん、このBAR サクラザカをとにかく1回、1回覗いて貰えば
今日、僕らが話してた話が納得!と、なるほどね!っていう…
ホントにこの店に来ると、色んな玉手箱のような小さな発見がね
きっとある、すごい楽しめると思います」と話されていたことを指して)

幾つかのビックリする、ナンか玉手箱を開けると…
意外と人生は小さな奇跡の連続なんで
そういうビックリすることも含め…楽しめると…
楽しんで行ったヤツだけが、人生を胸張って語れると思うんで
色んなトコで楽しみ見つけて下さいね」と結ばれてました

もちろん、奥さんが、これらのお店を
「グルメツアー」のリストに加えたことは間違いないでしょうが(笑)
それよりも、まあ、今日の甲斐バンドライブの方が
より大きな楽しみじゃないかと…(笑)
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4 コメント

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はじめまして🎵 (霧雨)
2017-10-30 20:35:02
2ヶ月前にこちらを見つけて楽しみが増えております。 私は甲斐さんの一回り下の巳年で中学生の頃はその事をなぜか自慢していたファンでした。当時は大阪の箕面という所に住んでいたので大阪ネタも楽しく読ませていただいてます。
26年前結婚して山口県にいますが 久しぶりに11月12日の福岡参戦なので、すでに心臓バクバクです。これからもブログ楽しみにしてます❗
返信する
ANNAさんへ (ボク)
2017-10-30 12:03:13
何度も、名前を変え、文体を変えては
同じようなコメントを下さっているので、お答えしますが
お花を置いたのは、奥さんではありません!お門違いです
また、その方にあなたの考えを伝えたいなら
ご自身のブログなりツイッターなりに書いて下さい
このコメント欄を使うのは筋違いです
そもそも「ジャーニー・ギター」とは何の関係もありませんしね
ちなみに、奥さんはライブに集中していて
お花には気づかなかったようです、悪しからず…
返信する
ライブ (よっちゃん)
2017-10-30 00:33:44
こんばんは!お久しぶりです。
昨日の相模原ライブ、良かった方だけど松藤さんのアコギが聞こえにくかったのが残念(^_^)
まぁ、85点というところかな。
返信する
そういえば (ANNA)
2017-10-30 00:24:13
ライブ真っ只中にお花をステージに置くのはやめましょう
集中できないし、演者の邪魔になります。
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