ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

最近思ったこと3

2018-03-09 14:43:00 | 日記
甲斐さんは自伝を読むのがお好きで
ストーンズやディラン、ビーチボーイズにマイルス・デイビス
ビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインなど「音楽物」の自伝から

「バンドとか必ずモメてる問題のほとんどが
著作権での金にまつわる話で、これは勉強になった
プロになった時、自分の著作権はいずれ早めに管理すべきなのだと悟った」そうだけど

プロになられる以前に「ポプコン」の予選で入賞なさったにも関わらず
エントリー曲の著作権をヤマハに委託しなければいけないという条件がおイヤで
全国大会出場を棄権されたんですよね?

その著作権法は「公衆に聞かせることを目的に
楽曲を演奏したり歌ったりする『演奏権』を作曲家、作詞家が占有する」と定め
その徴収金は「作曲家、作詞家が新たな作品を生み出す
創造のサイクルの維持に必要」とされているようですが

GLAYの皆さんは【HOWEVER】などの曲の結婚式での利用申請に対し
これまで個別に「無償」と回答なさって来たのを
改めて公式サイトで「無償提供」を発表されたらしく

ボーカルのTERUさんは、その理由を
「結婚式という人生の素晴らしい舞台で使って貰えることは光栄
自分たちの音楽をもっと聴き手に生活の場面に根差した形で
役立てて貰えたら嬉しい」と話されてます

レコード会社によると「著作隣接権」に対する支払いとして
ビデオなどへの楽曲の録音や複製は、1曲あたり約2千円で
その内の200〜400円程度は「著作権」の使用料として
JASRACに支払わなければならないものの、その心意気がニクイですねぇ

ただ…結婚式って、人生でそう何度もあることじゃなし?(笑)
楽曲を選びはしても、その使用料云々は挙式費用一式に含まれていたりして
「支払った」という感覚が希薄というか
そもそも、我々、一般人は、自分の結婚式で好きな曲を流すと
使用料が発生するということもあまりピンと来てないような気が…?(苦笑)

スナックやカラオケボックスで払うのは、飲み代や個室の使用料であって
そこからJASRACなり、作曲家なりにナニがしかのお金が入るんだろう
…って程度の認識しかないと思います
だから「違法」という意識もなしに
カラオケで歌う姿を撮った動画の投稿が溢れてるんでしょうね

この認識の薄さは、今、出版業界で深刻な問題になっているらしく
出版科学研究所の発表によれば…
昨年の紙の出版物の売上額は、前年度より、6.9%減
出版市場の縮小が更に進んだのは、大手版元にとって収益の要である
漫画単行本の13%減が響いているんだとか…

「消費者の『コミック離れ』とも言い切れない」のは
海賊版サイトの影響が指摘されているからだけど
違法サイトを撲滅しようにも
海外のサーバーを利用している場合、摘発に時間がかかり
その間に業界の縮小が進むと、撤退を余儀なくされる可能性も…(汗)

個人経営の書店が、大型チェーンに次々と閉業に追いやられ
近所に「本屋さん」がないとか
クレジットカードがなくてネット通販が利用できないといった理由から
海賊版サイトを利用する若者が増えているみたいですが
次第に「立ち読みは万引きと同じ」
「海賊版サイトは違法」という意識も薄れてしまうんじゃないかと…?(汗)

…というのも、少し前に岡崎体育さんが
ご自身のファンの熱量をその行動…グッズ購入やSNS拡散など…で
ポイントとしてカウントし、そのポイントに応じてランクを分け
ランク上位のファンには、2ショット写真や握手などの特典を与える
といったシステムを導入すると発表され

「ファンに優劣をつけるな」とか「お金を持ってない小中学生は置き去りか!?」等々
非難が集中している件について
岡崎さんは…「普通に応援して貰ったら、自然にポイントは貯まる
握手や写真はオマケのようなものと思って貰えれば…」と説明なさったんだけど

元は動画サイトから人気に火が点いた方なので
「『今までタダで見られたのに、急にお金取るの?』的な気分になったのでは?」説もあり
本来なら「代価」を払うべきものを、いわば「サービス」で受け取っていた
…という発想がないことにビックリしました(汗)

TM西川さんによれば…「元来は良い曲があれば出て行くべきなのに」
作品を作る側の労力や制作費を考えると
今はタイアップなど「嫁ぎ先」が決まらなければCDをリリース出来ない
…出しても元が取れない時代だそうで(汗)

海外では、クラウドファンディング制が主流になっているのに
日本では、所属事務所とレコード会社のせめぎあいが、まず有りきで
ミュージシャン自身が直接リリースすることが困難なんだとか…

以前に、甲斐さんが「音楽は文化じゃなく経済だ」とおっしゃってましたが
甲斐バンドが、シンコーミュージックから独立される際
楽曲の版権もご自分たちで管理なさって「夢の砦」を築かれたからこそ
「縦横無尽に(笑)」レコード会社を変更されることはもちろん
ある程度は「出したいものを出したい時にリリース出来る」んじゃないかと…?

西川さんいわく…
良いものを聴きたいとボーッとしててもタダでは出て来ない(苦笑)
甲斐さんの「経済力」に感謝ですね?(笑)
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