甲斐さんが【非情のライセンス】をカバーされたのは
「野際陽子さんが亡くなったっていうことがあってのことなのかな?」と言われて
NYにいらした際に訃報を受け取られ
スポーツ紙からコメントを求められたこと
「僕、お会いしたこともないんですけど
非常に演技者としてもね、すごい好きだったし
この【非情のライセンス】1曲だけお歌いになられてて
僕、作品としても好きなんだけど
歌い方も好きだったんですよ
だって『墓に花を手向ける明日』とか『今日は敵と味方の二人』とか
そんな歌詞ないでしょ(笑)これ、どこの国だ?この国は…っていう(笑)
そういう、ちょっとスリリングでハードボイルドなね
今回、ベストでね、ちょっとカバー1曲やりたいなっていうのあったんで…」
…と説明なさって、このベストアルバムの曲順がそのまま
次の甲斐バンドツアーのセットリストになるという話題へ…
「だから、ベストアルバムとしては完成度高いんだけど
だんだんツアー近づいて来たら
『イヤ、これ…これ、良かったのかな?』っていうのだけは避けたいじゃないですか
(セトリを)変えられない、変えられない
だからもう相当考えましたけど…
みんなナカナカやらないですよね
こういうこと、やれないですよね
自分の首絞めることになりかねないんで…ツアーになるとね
(『やって良かったと思いますか?』と訊かれて)
イヤイヤ、やって良いと思うよ
…というのは、リスキーだから、みんなやりたがらないんですよ
だけど、100通りくらい考えたんで
もう、これはこれで良いだろうっていうくらい
突き詰めて考えたんで、大丈夫だと思いますよ
例えば、このベストアルバムは
セカンドシングルの【裏切りの街角】から
一昨年、今話題の船越さんのドラマの主題歌だった【Blood in the Street】まで
40何年分、総ざらい入ってるんですけど
1曲目からバーッとやって、どこまでが本編
どこからアンコールになるんだっていう
想像もしなきゃいけないじゃないですか
ということは『あ、ここから盛り上げるんだな』とか、そういうのが見えるから
しかも、このアルバムを手にして貰って
2ヶ月後からツアーが始まる訳ですから、予習が出来るじゃないですか
流れの予習も出来るし、歌詞カードも覚えられるし…
僕ら、オーディエンスもみんな歌うんですよ
大合唱するんで、だからもう、やっぱり歌詞知って歌ってるんで
余計にね、良いと思うんです」とおっしゃって
「トム・ペティ&ハートブレイカーズの40周年(ライブを)観に行った」話になり
「一番最初の【ブレイクダウン】ってヒット曲をナゼかやらなかった」ため
ライブ後に行かれた「200人くらい入れるパブ」で
大学生がジュークボックスの【ブレイクダウン】を流し
「怒りの【ブレイクダウン】(笑)」という、お気に入りのオチ(笑)の後
「ナンでやんないんだろ?俺もすごい好きなんで」とおっしゃっていた甲斐さん
「それ(大学生が曲をかけたのを)見た時に思った
だって、オーディエンスみんな判って来る訳じゃん?
みんな歌いたい訳じゃない?
そしたら(【ブレイクダウン】が流れ始めて)素晴らしい!
僕、そいつにビール奢りそうになりました(笑)
『エライ!お前は良く判ってる!(笑)』って…
大合唱したもん、俺たち(笑)
そうならないための仕込み(笑)」と話されてましたが
松藤さんがセイヤングで
「俺たちも言われるかも知れない(笑)」と心配なさってた通り(笑)
奥さんにとって、今回のセトリは「怒りの【翼あるもの】」かな(笑)
「甲斐バンドライブの代表曲」と思ってるらしいんで
「【グッドナイト・ドール】より【翼】でしょ」ってことみたいです(笑)
ともあれ…「しかも、今、1回ツアー(でライブを)やると
全部こう…バレるじゃないですか
(SNSに)出ちゃうんで…封じてても出るじゃない
だからもう、それだったらね、リスキーですけど」
…って「ネタバレBBS」が廃止になったのは、そのせいなんでしょうか?
2曲目は…「これは、新たにレコーディングした…
オリジナルはドラムが入ってなくて…
非常にジャージーなナンバーなんですけど
どうしても、僕、ドラムのブラシを入れたかったんですよね
非常にジャージーなサウンドに仕上げて
もちろん、歌も入れ直した…って感じで、聴いて下さい」と【かりそめのスウィング】
「ツアーのセットリストになる訳ですから
新たなナンバーとかがドコに来るのかって楽しみもありつつ
このままセットリストになるんだ、ツアーやるんだと思うと
ナンか、このベストアルバム聴いてワクワク…
ある種のワクワクが違う訳じゃないですか
そういう楽しみ方、フィードバックしながら
楽しんで欲しいなっていうのも、すごいあったんで
まあ、アイデアとしては上手く行ってるかなっていう感じですかね」と甲斐さん
「これねぇ、40何年分のベストアルバムじゃないですか
日本人マスタリング・エンジニアだと無理だと思ったんですよ
それで、ロンドンのすごい良いチームがあるんで…
そうすると、1975年くらいのナンバー
【裏切りの街角】から始まってっていうことなんで
外国のマスタリング・エンジニア、上手いんですよ、ホントに…
だけど、僕らアナログテープで持ってるんですよ、アナログテープで持ってて…
マスタリングやると、だから音が太いの
外国のレジェンドって言われるアーティスト達は
みんなアナログで持ってるんですよ
それは、デジタルでマスタリング・エンジニア入れたとしても
デジタルって元々もう音の幅が限られてるから
それ風の音になるけど、アナログの方が太くて豊かな音になりますよね
やっぱり(アルバムの)最初の5曲だけは
僕、考え過ぎて、やり直させたんですけど
イヤ、君たちの思った通り、やって良いよって言ったら
OKだったんですけど…」とおっしゃってましたが
「豊かで太い音」へのこだわりはもちろん
その5曲へのこだわりもおありだったのかなあと…?
「僕らの時、アナログなんで、途中からCDになったりするじゃないですか
80年のアタマくらいからなんですけど
だから、一時アナログレコード作って、CDも作ってたんですよ
(ナビゲーターの方が驚かれると)もっとスゴイよ
長距離トラックの運転手のためにカセットもやってました(笑)
全部(収録できる)時間が違うんだよね
アナログだったら、A面B面あわせて…
A面かけたら当然B面(に)変えなきゃいけない…
全部で何分って決まってるんですよ
CDは、それより、もうちょっと長いんですけど
カセットは、アナログよりも短いです
一応、編集全部つきあって…特にアナログとCDは
マスタリング、別々にやらないといけない
ジャケットだって、あのデカイのとCDサイズと2つ
どっちも通用する銘柄にしなきゃいけないじゃないですか
こんなこと、いつまでやるんだろうと…(笑)
結局それから、今どんどんダウンロードになって行ったりとか
ネットになって行ったりとか、しょうがないよね
その流れだから、時代は…」と話されてましたが
リアルタイムで聴いて来た奥さんにとっては
「そうだった!そうだった!」という懐かしい話題だったらしく(笑)
甲斐バンドの後期から、収録時間の関係もあって
12インチ・シングルで別バージョンが出るようになった…とか
アナログレコードでは発売されなかった「ポイズン'80」が出た時は
まだCDデッキを持ってなかったから
泣く泣くカセットを予約した…とか(笑)
「カオス」が最後のアナログレコードになった…と遠い目をしておりました(笑)
ドーナツ盤やカセット、LPに始まり
12インチ・シングルが登場し
ミニCDも含め全部CDに買い換えたら
デジタルリマスタリングや紙ジャケシリーズが出て(笑)
映像もVHSが擦り切れるたびに買い換えていたのが
DVDに変わり、ついにBlu-rayまで…
まあ、レーザーディスクにはご縁がなかったけど(笑)
「40何年分」の軌跡は、パないです(笑)
「野際陽子さんが亡くなったっていうことがあってのことなのかな?」と言われて
NYにいらした際に訃報を受け取られ
スポーツ紙からコメントを求められたこと
「僕、お会いしたこともないんですけど
非常に演技者としてもね、すごい好きだったし
この【非情のライセンス】1曲だけお歌いになられてて
僕、作品としても好きなんだけど
歌い方も好きだったんですよ
だって『墓に花を手向ける明日』とか『今日は敵と味方の二人』とか
そんな歌詞ないでしょ(笑)これ、どこの国だ?この国は…っていう(笑)
そういう、ちょっとスリリングでハードボイルドなね
今回、ベストでね、ちょっとカバー1曲やりたいなっていうのあったんで…」
…と説明なさって、このベストアルバムの曲順がそのまま
次の甲斐バンドツアーのセットリストになるという話題へ…
「だから、ベストアルバムとしては完成度高いんだけど
だんだんツアー近づいて来たら
『イヤ、これ…これ、良かったのかな?』っていうのだけは避けたいじゃないですか
(セトリを)変えられない、変えられない
だからもう相当考えましたけど…
みんなナカナカやらないですよね
こういうこと、やれないですよね
自分の首絞めることになりかねないんで…ツアーになるとね
(『やって良かったと思いますか?』と訊かれて)
イヤイヤ、やって良いと思うよ
…というのは、リスキーだから、みんなやりたがらないんですよ
だけど、100通りくらい考えたんで
もう、これはこれで良いだろうっていうくらい
突き詰めて考えたんで、大丈夫だと思いますよ
例えば、このベストアルバムは
セカンドシングルの【裏切りの街角】から
一昨年、今話題の船越さんのドラマの主題歌だった【Blood in the Street】まで
40何年分、総ざらい入ってるんですけど
1曲目からバーッとやって、どこまでが本編
どこからアンコールになるんだっていう
想像もしなきゃいけないじゃないですか
ということは『あ、ここから盛り上げるんだな』とか、そういうのが見えるから
しかも、このアルバムを手にして貰って
2ヶ月後からツアーが始まる訳ですから、予習が出来るじゃないですか
流れの予習も出来るし、歌詞カードも覚えられるし…
僕ら、オーディエンスもみんな歌うんですよ
大合唱するんで、だからもう、やっぱり歌詞知って歌ってるんで
余計にね、良いと思うんです」とおっしゃって
「トム・ペティ&ハートブレイカーズの40周年(ライブを)観に行った」話になり
「一番最初の【ブレイクダウン】ってヒット曲をナゼかやらなかった」ため
ライブ後に行かれた「200人くらい入れるパブ」で
大学生がジュークボックスの【ブレイクダウン】を流し
「怒りの【ブレイクダウン】(笑)」という、お気に入りのオチ(笑)の後
「ナンでやんないんだろ?俺もすごい好きなんで」とおっしゃっていた甲斐さん
「それ(大学生が曲をかけたのを)見た時に思った
だって、オーディエンスみんな判って来る訳じゃん?
みんな歌いたい訳じゃない?
そしたら(【ブレイクダウン】が流れ始めて)素晴らしい!
僕、そいつにビール奢りそうになりました(笑)
『エライ!お前は良く判ってる!(笑)』って…
大合唱したもん、俺たち(笑)
そうならないための仕込み(笑)」と話されてましたが
松藤さんがセイヤングで
「俺たちも言われるかも知れない(笑)」と心配なさってた通り(笑)
奥さんにとって、今回のセトリは「怒りの【翼あるもの】」かな(笑)
「甲斐バンドライブの代表曲」と思ってるらしいんで
「【グッドナイト・ドール】より【翼】でしょ」ってことみたいです(笑)
ともあれ…「しかも、今、1回ツアー(でライブを)やると
全部こう…バレるじゃないですか
(SNSに)出ちゃうんで…封じてても出るじゃない
だからもう、それだったらね、リスキーですけど」
…って「ネタバレBBS」が廃止になったのは、そのせいなんでしょうか?
2曲目は…「これは、新たにレコーディングした…
オリジナルはドラムが入ってなくて…
非常にジャージーなナンバーなんですけど
どうしても、僕、ドラムのブラシを入れたかったんですよね
非常にジャージーなサウンドに仕上げて
もちろん、歌も入れ直した…って感じで、聴いて下さい」と【かりそめのスウィング】
「ツアーのセットリストになる訳ですから
新たなナンバーとかがドコに来るのかって楽しみもありつつ
このままセットリストになるんだ、ツアーやるんだと思うと
ナンか、このベストアルバム聴いてワクワク…
ある種のワクワクが違う訳じゃないですか
そういう楽しみ方、フィードバックしながら
楽しんで欲しいなっていうのも、すごいあったんで
まあ、アイデアとしては上手く行ってるかなっていう感じですかね」と甲斐さん
「これねぇ、40何年分のベストアルバムじゃないですか
日本人マスタリング・エンジニアだと無理だと思ったんですよ
それで、ロンドンのすごい良いチームがあるんで…
そうすると、1975年くらいのナンバー
【裏切りの街角】から始まってっていうことなんで
外国のマスタリング・エンジニア、上手いんですよ、ホントに…
だけど、僕らアナログテープで持ってるんですよ、アナログテープで持ってて…
マスタリングやると、だから音が太いの
外国のレジェンドって言われるアーティスト達は
みんなアナログで持ってるんですよ
それは、デジタルでマスタリング・エンジニア入れたとしても
デジタルって元々もう音の幅が限られてるから
それ風の音になるけど、アナログの方が太くて豊かな音になりますよね
やっぱり(アルバムの)最初の5曲だけは
僕、考え過ぎて、やり直させたんですけど
イヤ、君たちの思った通り、やって良いよって言ったら
OKだったんですけど…」とおっしゃってましたが
「豊かで太い音」へのこだわりはもちろん
その5曲へのこだわりもおありだったのかなあと…?
「僕らの時、アナログなんで、途中からCDになったりするじゃないですか
80年のアタマくらいからなんですけど
だから、一時アナログレコード作って、CDも作ってたんですよ
(ナビゲーターの方が驚かれると)もっとスゴイよ
長距離トラックの運転手のためにカセットもやってました(笑)
全部(収録できる)時間が違うんだよね
アナログだったら、A面B面あわせて…
A面かけたら当然B面(に)変えなきゃいけない…
全部で何分って決まってるんですよ
CDは、それより、もうちょっと長いんですけど
カセットは、アナログよりも短いです
一応、編集全部つきあって…特にアナログとCDは
マスタリング、別々にやらないといけない
ジャケットだって、あのデカイのとCDサイズと2つ
どっちも通用する銘柄にしなきゃいけないじゃないですか
こんなこと、いつまでやるんだろうと…(笑)
結局それから、今どんどんダウンロードになって行ったりとか
ネットになって行ったりとか、しょうがないよね
その流れだから、時代は…」と話されてましたが
リアルタイムで聴いて来た奥さんにとっては
「そうだった!そうだった!」という懐かしい話題だったらしく(笑)
甲斐バンドの後期から、収録時間の関係もあって
12インチ・シングルで別バージョンが出るようになった…とか
アナログレコードでは発売されなかった「ポイズン'80」が出た時は
まだCDデッキを持ってなかったから
泣く泣くカセットを予約した…とか(笑)
「カオス」が最後のアナログレコードになった…と遠い目をしておりました(笑)
ドーナツ盤やカセット、LPに始まり
12インチ・シングルが登場し
ミニCDも含め全部CDに買い換えたら
デジタルリマスタリングや紙ジャケシリーズが出て(笑)
映像もVHSが擦り切れるたびに買い換えていたのが
DVDに変わり、ついにBlu-rayまで…
まあ、レーザーディスクにはご縁がなかったけど(笑)
「40何年分」の軌跡は、パないです(笑)