甲斐さんが「10月は寝られやしない!(笑)」とおっしゃったほど
4年前のW杯について触れた時に、甲斐さんと森重隆さんの対談記事をご紹介しましたけど
秋ドラは充実のラインナップですし、我が家も楽しみにしておりますが
その前に後れ馳せながら夏ドラを振り返っておきたいと思います♪
まずは、昨日のジャパンのジャイキリに因んで(笑)
もう何匹目のドジョウか判らない(笑)池井戸潤さん原作
東芝日曜劇場枠の「ノーサイド・ゲーム」から…(笑)
イヤ、ハッキリ言って、最初は「ラグビーW杯に便乗しちゃってさ」的な気分で見始めたんだけど
そこはそれ、池井戸さんですから「大人のスポ根ドラマ」というより
「企業再生」ならぬ、企業の中で存続の危機に喘ぐチームの再建という柱があるので
「チームのために」とか「ラグビーの未来のために」といった言葉が
単に耳障りの良い美辞麗句ではなく、とてもリアルに響いて来るんですよね
もちろん、選手役を務められた方々が皆さんラグビー経験者でいらっしゃるとか
東芝ブレイブルーパスのグラウンドを使用して撮影されたとか
また、池井戸さんが、実際にロッカールームにお入りになって気づかれたという
「サロメチールの匂い」といった「リアルさ」にも裏打ちされているんですが…
ただ、他の団体競技でも、チームのために献身的に動かれる選手は大勢おられるし
ラグビーだけに限ったことではないとはいっても
生身でぶつかり合う音が聞こえるくらい身体を張って、仲間にボールを繋いで行く姿は
球技というより、やはり格闘技に近いと思うし
昨日の試合でも、何人もの選手が足や首を傷めたり
また、試合の前日には、帰れなくなった場合に備えて、必ず部屋を綺麗に片付けるとか
田中選手のように「自分にもしものことがあったら、良い男性を見つけて再婚して欲しい」
…と、奥様にお願いなさっている方もおられたり
文字通り「決死の覚悟」で臨んでいらっしゃるんだなあと…
まあ、奥さんは、小学生の頃の甲斐さんと同じく
クラスに溶け込めない転校生の女の子に声をかけて、毎日一緒に下校した…
という堀江選手のファンみたいですが…(笑)
ドラマの中で、広瀬俊朗さん演じるベテラン選手が、膝を傷めていたにも関わらず
チームのピンチを救うため、自ら選手生命を終わらせる覚悟で「最後の試合」に挑む…というシーンを観た時も「本当にあるかも知れないな」と納得させる説得力がありました
4年前のW杯について触れた時に、甲斐さんと森重隆さんの対談記事をご紹介しましたけど
その中で、新日鉄釜石の受賞式の映像をご覧になった甲斐さんが
「森さん、一番右端にいて、拍手ばっかりして
次お前行けとか指図ばっかりで…」とおっしゃると
森さんは「だって、あれ、自分が貰えるんじゃないんですもの(笑)
チームが貰える、チームのものだから…個人競技じゃないでしょ
昨日、松尾があれだけ活躍したって、松尾がヒーローになる訳じゃないしね
そういう所がラグビーの良さだと思うんですね」とお答えになっていて
「森さんは、もっとスポットライトを浴びるべき人なのに…」といった
お気持ちでいらしたのであろう?(笑)甲斐さんには、歯がゆく感じられたかも知れませんね?(笑)
ただ、4年前もそうでしたけど、W杯をご覧になって感動されたり
ラグビーに興味を持たれたりした方々が、今後も継続してラグビー場に足を運ばれることこそが
今後のラグビー界の発展に繋がるんでしょうし
一過性のブームで終わらないように、切に願います