さて…「宮本浩次の作品世界に共感」なさったという甲斐さんに
水原さんが「今回は、あの…どのようにカバーして下さるんですか?」と質問
「『今宵の月のように』にリスペクトを込めて」というクレジットが出る中
甲斐さんは「さっきも言ったように…ちょっと…
非常に…実はメロディアスなんで『非常にポップに仕上げたいな』っていうのがあって
聴きやすく…だから、本来のオリジナルにないようなコーラスが入ってたりとか
色々、その辺は工夫したんですけど…」とお答えになり、その演奏シーンへ…
先刻の「恋のバカンス」と同じメンバーの皆さん…
ドラム・佐藤強一さん、ベース・岡沢茂さん、キーボード・前野知常さん
アコースティックギター・鈴木健太さん、そしてリードギター・古川望さん…をバックに
いきなり、マイクスタンドを蹴り上げられる甲斐さん(笑)
その勢いで…というか、この曲もマイクスタンドを手になさったまま動かれたためか?
おそらく、バミッてある本来の立ち位置よりも
古川さん寄り(上手側)で、お歌いになってるような気が…?(笑)
まあ「マイクスタンドになりたい」派だった(笑)奥さんは大喜びでしたけど…(笑)
エレカシファンの皆さんには、この甲斐さんのカバーをお聴きになったことで
「改めて原曲の素晴らしさを痛感した」といったご意見も含め
コーラス入りのポップな「今宵…」は、おおむね好評だったみたいです♪
演奏が終わって、画面がトークセットに戻ると
「甲斐さんならではの『今宵の月のように』」とのクレジットが出て
大きな拍手が聞こえる中、リリーさんが「もう、めっちゃカッコよかった!これ!
エレカシのね、この曲のイメージ、やっぱ、こう…エモーショナルな感じだけど
やっぱ、甲斐さんがやると…また甲斐さんの声が無国籍じゃないですか?ナンか…
だから、だから、ナンか、こういうアレンジのハマりがすごいイイなあと…
さっき、おっしゃった、その…メロディアスなメロディーっていうのが
すごい、やっぱり、より感じられて…」と、かなり興奮気味におっしゃると
「無国籍」で笑っていらした甲斐さん(笑)も
「ナンか、沸き立つような感じに、ね?、した方が面白いかなと思って…」と返されてました
そして…「甲斐さん、今でもお酒は召し上がりますか?」とリリーさん
「そうですね、僕は毎晩ちゃんと…」という甲斐さんのお返事に
「『毎晩ちゃんと』…?(笑)」とクスクス(笑)
スタッフの皆さんの笑い声も聞こえ「プライベートの流儀」というクレジットが出て
甲斐さんは「そのためにジムに通ってますからね、僕…
毎日、ジムに行って、ある程度やって、夕方、美味しいビール飲むっていう…
それを生きがいのように、ちょっと…(笑)」と明かされてましたが
それこそ「真っ昼間から酒が飲める仕事だから、ミュージシャンになった(笑)」と
おっしゃったことがあるくらいですもんね?(笑)
画面に「ロックミュージシャンと健康管理」との文字が映る中
リリーさんが「ね?ミック・ジャガーとかも、そうですけど
ロックンローラーは、不健康のために健康に気をつけてますよね(笑)」と返されると
甲斐さんは「そうです!僕、それは…イヤ、ありがとう!
それ、僕、28(歳)の時に、同じフレーズ言ったんですよ!(笑)」とおっしゃって
リリーさんに握手を求めるかの如く、腕を伸ばされてました(笑)
甲斐さんが「僕、28から、あの…ジムに通うようになったんですけど
その頃まだ、都内にあまり(ジムが)なくて…」と話されると
リリーさんが「あっ!じゃあ、ジム歴長いですね?
甲斐さんみたいに、やっぱ決めたことをキッチリ出来る人じゃないと…」と返されたものの
甲斐さんは「イヤイヤ!楽しみ作らないと!
さっき言ったみたいに、こう…夕方のちょっと明るい…
薄暗い…明るい(暮れきっていない)時間に、美味しいビール飲むために頑張るとか
ご褒美がないと出来ないじゃないですか?(笑)
ナンて、ちゃんちゃら可笑しいこと言ってます、スイマセン(笑)」
…と、また、スタジオの笑いを誘っておられましたが(笑)
元々「ボーカルは体全部が楽器だから」という意識がおありだったみたいですし
ちょうど26~27歳頃のインタビューでは…
「何でも体力だと思う。才能があっても体力がないとダメだよね。そのために節制するんだ
食事もダイエットするし、水泳もやる
毎日の行動も自然とステージのためのベースになってるんだ」…と話されてます
ただ、長年、水泳を続けていらっしゃることについては…「好きだから続くんですよね
義務と努力だと思ったら、絶対に何年も泳げないんだから…
ステージに立つための健康維持のためとかいうんじゃなくて、好きだから、これだけ長く続いた訳で…
毎日続けて行くっていうことは、頭の中で色々と工夫して
ストレスを残さないことなんですよ」とも、おっしゃっていて
今や水泳は、生活習慣の1つというか、もう完全にライフワークになっておられるようだし
ご褒美の「美味しいビール」も「セット」になっているんじゃないかと…?(笑)
それはともかく…堂本光一さんが「続いてお届けするのは
甲斐さんの大ヒットナンバー『風の中の火のように』
1991年に結成したロックユニット『KAIFIVE』のシングルとして発表
テレビドラマの主題歌として話題を呼びました」と説明なさって、画面がトークセットに戻り
「『風の中の火のように』ドラマ主題歌として制作」とのクレジットが出ると
そのシングルCDを手にされたリリーさんが
「えー『風の中の火のように』…これ、もう発売から30年近く経つんですね」とおっしゃって
甲斐さんも「イヤ『そんなに経っちまったか…』って感じですね、ナンか…」と返され
「これ、あの…『北の国から』の、あの…杉田(成道)監督から直々に要請があって…
僕の『翼あるもの』っていう、ちょっと、まっ、結構スケールのデカい曲があって
(…と、ここでBGMに『翼あるもの』が流れたものの
先の甲斐さんのソロアルバムのタイトルとは別の甲斐バンドの曲だという説明はなく…(苦笑))
『そういうのを書いてくれませんか?』って
直々の要請があったんで、逆にやりやすかったですよね」
…と明かされてましたが、福岡ドームのこけら落としライブの際に
この「並木家の人々」と「101回目のプロポーズ」の主演でいらした武田鉄矢さんが
甲斐さんとチャゲアスのお二人に対して
「主題歌がヒットしたのは俺のおかげだぞ!」とブッ込まれ(笑)
更に「ドラマ出演のオファーが来た時に『主題歌もやらせて貰えませんか?』って言ったら
『それは、ちょっと…』って言われたんだよ!」と、おっしゃっていたんだとか…(笑)
ともあれ…水原さんから「ソロデビュー35周年を迎えて、これからの音楽活動や
ナンかこう…やりたいこととか、ナンかこう…どんな思いがありますか?」と訊かれて
「そうですね、あのー、まっ、ソロはやっぱチャレンジなんで…」と甲斐さん
「ソロデビュー35周年 音楽活動への思い」というチャプターの下
「やっぱり、甲斐バンドって、こう…ヒット曲が沢山あるんで
どっちかと言えば(ライブは)こう…ヒット…ヒットパレードみたいになるんですよ
ソロは、そういうことじゃないんで、やっぱり、新しい切り口で…
まあ、カバーも含めて、あのー、やって行く、チャレンジして行くっていう
まあ、そういう両輪で行くことに、やっぱなりますよね、ハイ」とお答えになり
この番組3曲目となる「風の中の火のように」のお披露目へ…
リードギターは、古川望さんから田中一郎さんに代わられ
甲斐さんもご自身のオリジナル曲ということで
編成こそ違え、この収録が行われた時はビルボードツアー中で、この曲を取り上げていらしたし
やはり、先ほど披露なさったカバー2曲よりも、のびのびと歌っておられるような気が…?
もっとも、オンエアーでは、曲と曲の合間にトークが挟まる形になってましたけど
収録では、1曲ごとのプレイバックもなく、立て続けに3曲演奏なさったそうで
甲斐さんが、最初は戸惑われたものの「結果的に、それが良かった」とおっしゃったのは
ライブ演奏に近い感覚で、お歌いになれたからかも知れないなあと…?
演奏が終わって、画面がトークセットに戻り、大きな拍手が収まると
リリーさんが「イヤ、でも、この時代…みんなが閉塞感があって
あのー、前を向きにくい…っていうか、向いたトコで壁が手前に見えてしまうなんていう…
この歌は、ね?ナンか、力強く、ちょっと風を抜いてくれますね」と感想を述べられ
我が意を得たりといった感じで「うん!」と頷かれる甲斐さん
「また来て頂けます?」というリリーさんの言葉に
「ああ、もちろんです!もちろんです!じゃ、今度、フライングV持って…(笑)」と
ギターを弾く身振り付きで返され、皆さんの笑い声と
リリーさんの「それイイなあ!それ(笑)」との言葉にご満悦の表情(笑)
でも「僕、フライングVって、音色好きなんですよ」とおっしゃっていたし
まんざら、ご冗談でもなかったりして…?(笑)
ここで「甲斐よしひろ」のサイン入り「The Covers」のアナログレコードが大写しになり
出演者の皆さんのお姿は見えなくなってしまったんだけど
「ああ~、家で弾けないギターって…」「そうです!そうです!そうです!」と
フライングVの話題は尽きないご様子でした(笑)