のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

ナナーナ!

2014-05-10 | のどのどぬ人

5月10日 山形交響楽団第237回定期演奏会@山形テルサ

シューベルト「未完成」、ドヴィエンヌ「フルート協奏曲」、
そしてベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。
今日はピリオド楽器でのアプローチ。「英雄」もピリオドとはびっくり!

「未完成」は重く重く、なんだろう、自分の人生という名の荷物を肩に担いで、
いかにして次の一歩を踏み出すかさえ、困難に思えるような曲。(というより演奏。)
ドゥヴィエンヌは、なんとも軽い。
でも実際には相当技巧的な曲を、そう吹いてしまう力のある方、ということ。
そして「英雄」は、ついこの間聴いた、
仙台フィルでのベト2と今日のこのベートーヴェンとの違いといったら!

本当に音楽の表現、解釈、というのは、無限なのだと感じました。
同じ作曲家の隣り合った番号の作品。
でも、もちろんその作品の持つ力自体も、全く違うもの。
そして演奏もこれだけ変わるというか、全く違うものになるのですから、
やっぱり音楽って、ナマモノだなぁ、と思うのです。だから面白いのですけれどね。
聴く度に発見がある曲、というのは、曲自体の力も、大きいんだなぁ、と。

(ゆ:なかしましほさんレシピのマフィン。姪はもっとバナナが食べたい時、
とっても良い発音で「ナナーナ!」と切望の声を上げるのです。でも2本は食べ過ぎです。)

こごみ

2014-05-07 | のどのどぬ人

5月7日

山形は山菜の季節.
食卓にもたくさんの山菜が並んで (お店で売っているのを見ると高くてびっくり!), 春です.

その中でも, 形がキュートで好きな「こごみ」.
多年生シダの一種で, 大きくなるとクサソテツと呼ばれるのだそうです.
クサソテツ…, あんまり可愛くありません.
やっぱり こごみ がいいです.

(ド:写真は昨日お邪魔したお蕎麦屋さん「なかむら」でいただいたニジマスと筍の焼き合わせ. 昨日も山菜をたくさんいただきました)

光の球

2014-05-04 | のどのどぬ人

5月4日
みなと新潟春フェスタ2014:光の饗演「Noism2 × みなとぴあプロジェクションマッピング」@新潟市歴史博物館みなとぴあ

夜, 新潟へ.

滴り落ちる雫の音で満たされる会場.
お城の上階, 灯りがともった部屋には二人の男女の姿が見える.
それを見つめながら, やがて流れ出したやさしいアリアに合わせて, 言葉もなく踊り続ける数人の男女.
夜風が心地よいなか, なんとも幻想的な光景が広がります.

犬の遠吠えを合図にダンスはストップし, 続いて聴こえてきたのは「ムーンリバー」.
建物には古い映像が映し出される.
踊り手たちが見つめるのは遠い過去か.
やがて音楽はまたやさしい子守歌のようなアリアと雫の音へと変わり, 踊り手たちは椅子を担いで静かに塔の中へと進んで行く….

最後, さっきまでの喧騒が去ったあと, 残された女がひとり踊った舞(大きな鳥のような舞)が印象的でした.
何かに抗うように, 懸命に舞う女.
静かな夜. 
そして女も帰って行って…, 残されたのは踊り手たちの記憶と気配のみ….

言葉ではなく, 気配が, そして何よりもその気配を生み出す体そのものが語るアート.
心地よい舞台でした.

(ド)

のどマガ第111号

2014-05-03 | メルマガ・新聞

5月3日

本日, のどのどのメールマガジン「のどのど便り」を配信いたしました (配信が遅くなり失礼しました).

今月号の内容は…,

▼初めての入院
▼「10」あるうちの「0.1」くらい
▼流しの料理人と、シシ喰う会

となっております.
どうぞ のどのどとご覧くださいませ.

さて, 学校の部活は定期演奏会に向けて仕上げ(とインフルエンザとの闘い)の時期です.
作曲家・大場陽子さんに書いていただいた「白鳥が舞う季節」もこの間ご本人に仕上がりを見ていただきました.
キュートでファンキーな白鳥がたくさん登場する作品です.
あとは, 白鳥たちがインフルエンザから復活することを祈るのみ….

(ド)