5月10日 山形交響楽団第237回定期演奏会@山形テルサ
シューベルト「未完成」、ドヴィエンヌ「フルート協奏曲」、
そしてベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。
今日はピリオド楽器でのアプローチ。「英雄」もピリオドとはびっくり!
「未完成」は重く重く、なんだろう、自分の人生という名の荷物を肩に担いで、
いかにして次の一歩を踏み出すかさえ、困難に思えるような曲。(というより演奏。)
ドゥヴィエンヌは、なんとも軽い。
でも実際には相当技巧的な曲を、そう吹いてしまう力のある方、ということ。
そして「英雄」は、ついこの間聴いた、
仙台フィルでのベト2と今日のこのベートーヴェンとの違いといったら!
本当に音楽の表現、解釈、というのは、無限なのだと感じました。
同じ作曲家の隣り合った番号の作品。
でも、もちろんその作品の持つ力自体も、全く違うもの。
そして演奏もこれだけ変わるというか、全く違うものになるのですから、
やっぱり音楽って、ナマモノだなぁ、と思うのです。だから面白いのですけれどね。
聴く度に発見がある曲、というのは、曲自体の力も、大きいんだなぁ、と。
(ゆ:なかしましほさんレシピのマフィン。姪はもっとバナナが食べたい時、
とっても良い発音で「ナナーナ!」と切望の声を上げるのです。でも2本は食べ過ぎです。)