5月12日
薪能@東北芸術工科大学
今年の芸工大・水上薪能は「千鳥」と「杜若」.
「千鳥」は昨年秋に茂山千五郎家の舞台(なんともまろやか)を観たのですが, 同じ大蔵流でも山本東次郎さんのはまた違う愉快さがありました.
続く「杜若」は, シテ(主役)が杜若の花という一番.
世阿弥が能の本質とした花.
その, 花そのものが舞う世界は, やっぱりこう言ってしまいますが, 幽玄で美しい世界.
時折吹き抜ける冷たい風が運んでくる松明の香りは どこか懐かしく, その香りに包まれながら観た舞は, やはりどこか懐かしい, 不思議な感覚を運んでくるのでした.
(ド:夜にお邪魔した燻製のお店「記念日」(小姓町). ホタル烏賊と燻りがっこのサラダから豆腐鍋(とろとろ)の雑炊まで, ペロりといただきました)