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1月29日
「愛情の画家 椿貞雄」@山形美術館
秋には米沢で開催していた同展。天井が高く、一点ごとに余白のある空間に置かれた絵画たちは、何度も目にしたはずの絵も、飛び込んでくる印象が違った。どの絵とどの絵が隣り合うかによっても、感じ方がまるで違う。学芸員さんの視点、個性、センスの見せ所。
岸田劉生に自分の絵を見てほしいと、椿が書いた手紙へのお返事が飾られていた。短い文章だけれど、青年・椿は、緊張と嬉しさと信じられないような気持ちと、きっとそんなものが一緒くたになった気持ちでこの手紙を読んだんじゃないだろうか。そう想像するだけで、こちらの鼓動も早くなりそうだった。人生は、人やなにかとの出会いによって、本当にどこに行くのかわからないものですね。
(ユ)