敬老の日に老人ホームで演奏するのは感慨深いです
この老人ホームでの演奏依頼は少し前からありましたが、
いざ日取りを決める時にこの敬老の日での演奏が挙がり、
タイトなスケジュールでの準備になりました
そこで演奏者として、ご存知ヴァイオリンの武田杏奈、
ピアノは6月にアシュケナージ指揮の洗足オケと、
グリーグのピアノ協奏曲のソロを務めた1年生の松波慎剛君です。
武田さんはその時のコンサートミストレスでした。
実は、老人ホームでの演奏は5年以上行っていません。
その理由のひとつは選曲についての疑問があるのです。
選曲にはよくある定番の曲が入っていて、
それを皆で歌ったり、ある楽器で同じ曲を演奏する。
つまり、お年寄りの好きなものは、鯵の開きと納豆、みそ汁、
デザートはしお饅頭などと決めているようなもので、
専門はドイツやフランス料理なのにそのようなものを出す。
確かにお年寄りは和風なものがお好きなことが多いでしょうが、
このような時だからこそ自分たちの得意なレパートリー、
つまり日本人好みのドイツやフランスものでもいいのでは?
音楽は食事を似ていて、皆の趣向が同じではなく、
その演奏がおいしいかどうかがわかる方も多いと思います
この日のプログラムは、
愛の挨拶、コレルリの主題による変奏曲、ユモレスク、
ドビュッシーのヴァイオリンソナタより第3楽章、
タイスの瞑想曲、チャルダッシュ、
ピアノソロで亜麻色の髪の乙女、雨だれ、
ショパンの太田胃酸のCMで有名なイ長調の前奏曲、
最後にふるさとをみなさんで歌いました。
二人ともスケジュールがギリギリの中の好演でした。
18時からの合わせの途中、お昼のお弁当をやっと食べた杏奈さん。
休憩中もさらっている松波君。
次のコンサートが迫って来ました
10月12日(日)13時よりゲートシティ大崎・アトリウムで、
コンサート「一日千秋~音楽芸術への想い~」です。
JR大崎駅徒歩1分の立地、入場無料です。ぜひ、お出かけ下さい
【プログラム】
1.Steven Verhelst作曲 Song for Japan
トロンボーン 奥積すなお、鈴木博貴
2.村松宗継作曲 延原正生編曲 彼方の光
フルート 横山理子 クラリネット 宮邊結希 ピアノ 増村萌子
3.ミシェク作曲 ソナタ第2番より第2楽章
コントラバス 星野昴 ピアノ 西條太貴(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)
4.ルパン3世、ドレミの歌
サックス 南雲愛里、池田葵、金礪幸男、鈴木俊樹
5.サン=サーンス作曲 オーボエとピアノのためのソナタ ニ長調作品166よりより第2、3楽章
オーボエ 土屋愛菜 ピアノ 遠藤龍軌
6.Eric Ewazen作曲 パストラール
トロンボーン 奥積すなお、鈴木博貴 ピアノ 増村萌子
7.ピアソラ作曲 リベルタンゴ
クラリネット 宮邊結希 ピアノ 遠藤龍軌
8.ヒナステラ作曲 ピアノソナタ第1番より第1楽章
ピアノ 増村萌子
9.ボッテジーニ作曲 歌劇「夢遊病の女」による幻想曲
コントラバス 米谷陵 ピアノ 遠藤龍軌
10.エイシェンヌ作曲 カンティレーナとダンスよりダンス
ヴァイオリン 武田杏奈 サックス 松田知大 ピアノ 末次実玲
11.ウェニャン作曲 ラプソディ
サックス 田中愛希(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ) ピアノ 中村真幸
【スタッフ】
司会:田村真那実
ステージ:高橋里子、西村麻衣、宇田川麻衣
チラシ、プログラム配布:関根菜夏 、俵口奈々、渡邊真大
チラシ・プログラム作成:橋本総司
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