(加筆・修正版)「戦争なんかダメ!」と、「ロシア侵攻」に対するウクライナ支援のために、「迅速に熱い連帯を」訴える田中真紀子元外相だが、これではまた火に油を注ぐだけの外交オンチをさらけ出す愚の骨頂でし
(加筆・修正版)「戦争なんかダメ!」と、「ロシア侵攻」に対するウクライナ支援のために、「迅速に熱い連帯を」訴える田中真紀子元外相だが、これではまた火に油を注ぐだけの外交オンチをさらけ出す愚の骨頂でしかない。「日本を戦争へと引き込もうとする・巻き込もうとする」こんな「戦争ダメ」論を誠しなやかに訴える人とは、「連帯」なんか絶対にできないし断じてしない!ー私の語る「システム」論から、〈「平和な民主主義」社会の実現のために「勝ち(負け)続けなきゃならない」世界・セカイとそこでの戦争・センソウ〉との関連において、改めて「戦争」と「センソウ」を再考するとき(続)
(最初に一言)
昨日の記事投稿後に、下に貼り付けた田中真紀子元外相の「戦争なんかダメ!」の記事を知って、急いで私のそれに対する反対の主張を示しておきたいと感じた次第。
以下の記事は、「〈阿修羅〉総合アクセスランキング(瞬間)」で紹介されていた田中真紀子元外相の戦争反対に関してのそれである。〈「戦争なんかダメ!」ウクライナ戦争で田中眞紀子が動き出した 迅速に熱い連帯を示した元外相の「愛」と、集まる「期待」(FRIDAY)http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/796.html投稿者 赤かぶ 日時 2022 年 3 月 15 日 00:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU〉
私は、こうした危なっかしい戦争反対論者には警戒している。田中氏も含めてこんな連中は、ロシア侵攻を非難しながらウクライナとの、その実は米国との連帯を訴えるのだが、それはまた、新たな戦争へと日本と日本人を巻き込んでしまう公算が大ではあるまいか。否、もうかなり巻き込まれてしまっている、と私はみている。
「どっちつかず」だ、と批判されても、こんな時にこそ、憲法第9条を世界に向かって掲げるべきなのだ。どちらにも与しない、「戦争反対」論でなければ、結局のところ、戦争へと引きずり込まれる・巻き込まれてしまうのだ。
*これまでも何度も指摘してきたところだが、私たちは、私の語る「システム」の中で生きていることから、その覇権システムとの関係から、戦争・センソウ状態の中に、ただでさえ置かれていることに留意する必要性を説くと同時に、それゆえ、「してはならないことをしてはならない」云々の話をしてきたのだが、今回のウクライナ危機における田中氏の言動はそうした「してはならない」端的な例として挙げることができよう。
**衰退期にある現覇権国の親分の米国と、次期覇権国として、もうすぐ覇権のバトンをその米国から譲り受けようとしている親分最有力候補たる中国との間において、ますますその姿がはっきりとしてきた「米・中覇権連合」の歩みの中で、{[B]→(×)[C]→×[A]}の図式で描かれる、私の語る「システム」の下で仕掛けられた、今回のウクライナ危機に引きずり込まれた地域覇権国としての親分であるロシアとウクライナの攻防戦は、米国の子分であり、その後は中国の子分とならざるを得ない日本と日本人にとって、この上なく厄介極まりない戦争であるのに違いない。
***日本と日本人は、覇権システムの中で、子分であることを、しっかりとわきまえておく必要がある。とにかく必要以上に出しゃばらない、目立たない、騒がない、関わりすぎないことだ。敗戦後の占領下にある日本が米国から押し付けられた第9条を、たとえもう、垢まみれになってしまっているとはいえ、それを盾にして時間の過ぎるのを待つしかない。親分同士の争いに、しかもセンソウしながら、親分たちに都合のいい次のもっともらしい秩序づくりを、その間にも多数の犠牲者が出ているにもかかわらず、あれやこれやと時間をかけながら、興じている様を前にして、なお更のこと、子分である日本は、動いてはダメなのだ。勿論、私の語る「システム」は、米国を使いながら、日本と日本人を戦争へ引きずり込もう・巻き込もうとして、あらゆる手段を駆使して「誘惑」し続けるのは間違いない。
****これまた、ダメモト論だが、私たちの次の、またその次の世代のことを鑑みれば、それでも訴えておかなければならない。
(最後に一言)
その理由に関しては、ここ何回かの記事において、私なりの見解を示してきたので、斜め読みでいいから、少し目を通してほしい。今回はこれで失礼。