19日の京都・・・智積院より、
河井寛次郎記念館を目指した。東山七条より東大路通りを北方向へ数分。地図を見ながら見当をつけた筋を左に入ると、すぐに河井寛次郎記念館への案内板が目に入った。
こちらです・・・
作陶家、河井寛次郎さんの机を触り・・・椅子を引いて、座ってみた。目の前の障子が開かれていて、そこには青い空が・・・河井寛次郎さんも見上げたに違いない澄み切った青い空が広がっていた。
「暮しが仕事 仕事が暮し」
どんな人だったのだろう・・・
家の中の・・・いえ・・・家そのものから調度にいたるまで、全てをご自身で創り上げたというのです。彫塑から陶芸作品どれもが・・・ものすごく逞しくてユーモラスでそしてものすごくセンスが良いのです。ものすごく偉大なお方に違いないのだけれど、お家の中には威圧感というものが、微塵もなくて・・・そこかしこに・・・目に見えるほどの慈愛が溢れている。
本当にどんなお方だったんだろうと・・・
偉大なお方はほんま・・・えらそばらはれへんのやろうなぁ・・・こんなに素敵なものをお創りになっていても・・・
お家の中にある居心地の良さに・・・河井寛次郎さんを見つけることができたように思い込んでおります・・・愉しませていただきました。
心揺り動かされる言葉、もの・・・そう多くはない。多くはないから、ひとつでも多く・・・
そのものとの、出逢いで、何かが違ってくるかもしれません。