今年も残すところあと数日、なにやら心持ち気ぜわしくなってきた・・・(遅いです!笑)
街中に美しい音楽と美しいイルミネーションが溢れています・・・我が家の小さいツリーにも灯りをつけてみました。赤、青、緑、黄、ピンク、オレンジと・・・ むか~~し懐かしい小さな光がチカチカ・・・ちょっと可愛い♪
そんな中・・・
今年の思い残しをそのままにはできず!ということで、昨日またまた京都へと参ってきました。私・・・大きな勘違いのままに~~だったのですが・・・笑
昨日向かったのは京都七条にある「智積院」(ちしゃくいん)真言宗智山派総本山
京阪七条駅より七条通りを東へ徒歩約10分ほど。三十三間堂を過ぎる頃に・・・通りの突き当たりに見えてきます。国立博物館の菱向かいに位置。
案内に国宝障壁画、および名勝庭園とあり・・・その庭園が観たかったのです。
庭園の前に・・・長谷川等伯、久蔵(長子)、長谷川等伯門下人が描いた障壁画を鑑賞。
この中なのです・・・鉄の扉は自動ドア・・・ちょっとびっくり。
目の前に現れた壁画群・・・数度の災禍により小さくなったものだと言う説明がありましたが、想像を超える大きな豪華絢爛の粋を極めた障壁画の数々でした。
その中の「桜の図」、等伯長子「久蔵」25歳にして制作。その翌年、26歳、若くして亡くなるとあり、命溢れ、みずみずしく美しく咲き誇る壮大な構図に描かれた、春爛漫桜・・・描いた、翌年にお亡くなりになるなんて・・その無常に息をのんでしまいました。
いよいよ・・・お庭です・・・まだ、私、気づいておりません。(実は、ayumuさんの記事にあった小堀遠州作、正伝寺の庭と勘違いしています)
あの・・・奥かも・・・
塵ひとつない美しく清められた廊下を・・・つつ・・つつと足をすべらせ・・・廊下つたいに、お庭をめざします。どなたも・・・・いらっしゃいません・・・静寂そのものです・・・
足が冷たいですぅ・・・ここらあたりで・・・ようやく気づき始めたのです私。思い描いていたお庭と違う・・・。ここが智積院のお庭? なら?あのお庭はどこの~~~~!!??それは、昨日の私には・・・知りようもなかったのですが。
そそっかしさに自分でもあきれ果てる始末。
はい!目の前に現れたお庭は、桃山時代の特色・・・自然石のみを使い、刈込主体の野性的な、勇壮な(だそうです)お庭でした。
そして、こちら。国宝を忠実に再現された障壁画です。 「桜の図」長谷川久蔵作。ただし似て非なり。こちらも、きっとかなりのお方の作品だとは思いますが、真の作を先ほど、観たばかりですからね・・・
寒くて、床も冷たくて・・・でしたが、心が満たされるようでした・・・勘違い(思い込み違い)から訪れてしまったわけですが、こちらのお庭に気持ち安らぎ、長谷川等伯一門の絵に感動。いい加減に落ち着いた「人」にならないといけませんが・・・いずれにしても良い年の締めくくりとなりました。
このあと・・・河井寛次郎記念館へ・・・