虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

キャノンボール2 (1983/アメリカ)

2005年12月23日 | 映画感想か行
CANNONBALL RUN II
監督: ハル・ニーダム

「キャノンボール」の続編で、その後日。王子が雪辱を期して自ら主催してまたアメリカ横断レースに挑む。

 B級,C級映画って何かということで考えてた時にこの映画のタイトル見て予約したのが来ました。
 これ、一作目の「キャノンボール」はオールスターキャストのわいわい映画で、自ら主演作パロってるスター、自分のイメージをデフォルメしてる有名人とかみんな楽しそうで、見てるほうも楽しかったのに…
 その続編のこっちの映画はてんでたるいのは何故???
 少しメンバーの入れ替えはあるけど、皆様同じようなことやってるのに駄目。ちっとも気持ちが弾まない。時々面白いんだけど。サルとか。ジャッキーチェンはまだしゃべってないなとか、パックマンとか、

 私の映画分類って私にとって「面白いか・なにか響いてきたか。そうでないか」の分類しかないから、B級という概念自体が馴染みませんねえ。ただ失敗作だと思ったのや、期待はずれの作品にはついC級、D級とか使っちゃうことあるような気がします。
 この映画は、これだけ役者を揃えて「あらら…」な映画でありまして、「キャノンボール」の陽気なお祭り気分を期待していて初めて見たときには、「C級映画だわっ!」とか言ってたんじゃないでしょうか。
出演:
バート・レイノルズ 
ドム・デルイーズ 
ジャッキー・チェン 
シャーリー・マクレーン 
ディーン・マーティン
サミー・デイヴィス・Jr 
マリル・ヘナー
スーザン・アントン 
キャサリン・バック 
リカルド・モンタルバン 
テリー・サヴァラス 
ジェイミー・ファー
ジャック・イーラム 
フランク・シナトラ 
シド・シーザー 
ヘンリー・シルヴァ
フォスター・ブルックス
ティム・コンウェイ 
トニー・ダンザ 
マイケル・V・ガッツォ 
リチャード・キール

地球の静止する日 (1951/アメリカ)

2005年12月23日 | 映画感想た行
THE DAY THE EARTH STOOD STILL
監督: ロバート・ワイズ
出演: マイケル・レニー     クラトゥ
    パトリシア・ニール     ベンソン夫人
    ヒュー・マーロウ     トム
    サム・ジャッフェ     バーンハート教授
    ビリー・グレイ  

 突然ワシントンに円盤が飛来した。降り立った宇宙人は地球人全体に核兵器廃絶を要求すると言い、彼らの力を証明するために30分間、地球の動きを止める。しかしそれに対する地球人の反応は…

 昨日の「オープン・ウォーター」も大袈裟な演出無しでじわじわ怖いものでしたが、これもSFながらやっぱり地味にサスペンスで、大袈裟とか映画でしかあり得ない大スペクタクル優先事項でない映画です。「ET」じゃないけど、理性的宇宙人と一部地球人のまともな交流と、その他大勢の思い込み優先の拒否反応でドラマが盛り上がり、緊張感が漲って、目を離せない90分ちょっと。ちょっとスリラーにも似た印象。ロバート・ワイズ監督の映画ならではでしょうか。
 SF的造形としては、致し方ないことながらやっぱり古い。いえ、でも円盤よく出来てると思う。ロボットのゴートの造形も今見てればちゃちだけど「クラトゥ・バラダ・ニクト」前のシーンではほんと怖い。
 パトリシア・ニールの意思強そうな美貌も役にあってる!

 それにしてもあくまで優しいちょっとおせっかいな宇宙人と、さっさと発砲したり、宇宙人狩りを急いじゃったりする手のつけられない地球人という描き方は、核兵器についてのメッセージもさることながら、真面目に戦争をなくしたい気持ち強かったんじゃないかな…しかしそれでも力の脅威による秩序なんですなあ…