虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

オープン・ウォーター  (2003/アメリカ)

2005年12月21日 | 映画感想あ行
OPEN WATER
監督: クリス・ケンティス
出演: ブランチャード・ライアン    スーザン
    ダニエル・トラヴィス     ダニエル

 仕事に追われる日常からやっと脱出し、カリブ海のバカンスでダイビングを楽しむスーザンとダニエルの夫婦。ボートいっぱいのダイバーたちと別行動を取った彼らがダイビングを満喫して上がってみると、船は既に戻ってしまった後で、彼らは海の真ん中に取り残されていた…

 確かに怖かったです。
 それも凄くいや~な感じの怖さ。ホラーでもサイコでもない、映画的にどうこうという怖さじゃなくてダイビングしない私にも凄く身につまされる、いきなり降りかかってくる運の悪さへの恐怖心とでも言いますか、ともかくイヤな感じ。
 水しかない海の真ん中で飲むものがないとか、身体がだんだん冷えてくるとか、ほんとにじわじわと感覚が襲ってくるのだ。これは映画館で見なくてよかったかも…あまりに強烈すぎて体調崩しそう。でもねえ、やっぱり「映画的に」どうこうでなくて、ほんとに渇きとか、冷たさとか、周りに安心の取っ掛かりのない恐怖感とかの感覚にじかに触れてくるみたいな映像。

 海は当分行かなくていいや、という気持ちになりました。