虫干し映画MEMO

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生きるべきか死ぬべきか

2004年10月23日 | 映画感想あ行
TO BE OR NOT TO BE
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:キャロル・ロンバート ジャック・ベニー ロバート・スタック

 恐るべき映画でした。シェークスピアのセリフの実に効果的な使い方、ドキドキする一瞬も眼を離せないサスペンス、それなのにコメディであることを決してはずしていない、本当にショッキングなまでに良く出来た映画でした。
 キャロル・ロンバート、ロバート・スタックの美貌、ジャック・ベニーの舞台上のちょっとへぼ役者ぶりとナチス相手の空前絶後の名演。
 これが1942年の作品であること、ルビッチの祖国がドイツであること…絶句です。
 シャイロックのセリフのシーン、「飛べ!」のシーン…胸が痛くなるようでした。
 敬服です。

Movie Diary 生きるべきか死ぬべきか

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2 コメント

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Unknown (ブッキー)
2004-10-25 15:57:06
ご覧になることが出来てよかったですね。期待を裏切らない作品で堪能されたと思います。スリルとサスペンス、コメディセンス、映画の面白さがいっぱい詰まっていて、尚かつうまく融けあっている。

ナチスドイツに対する怒りや抵抗の精神も底に確固として脈打っているのを感じました。

チャップリンの「独裁者」は最後はストレートに表現していますが、ルビッチ監督は違いましたね。
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楽しみました! (ningyo)
2004-10-26 08:11:12
こういう映画を的確に表現する言葉を探し出せないのがもどかしいです。

私が感じたものは「傑作」だけでは言い尽くせると思えません。
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