岩波少年文庫
「カーラの結婚宣言」を見て、久しぶりに出してきて読みました。
これも、私の片付かない観念を刺激してきます。
キャロラインとは、誘拐された金持ちの娘で、死んだものと思われていたのが10数年ぶりにあらわれ、母の違う弟と妹の人生を大きく変えていく、というお話。
そして、その妹の方が障害があります。
内容は本当に是非読んでいただきたい、というものです。ミステリー要素も(話のメインでもないし、すぐわかっちゃうけど)あり、いつもながら、思春期の歯を食いしばって生きる少年の姿は読ませます。
そしてこれを読むといわゆる健常者が障害を持つ人に「(健常者よりも)劣った」「イノセントな(…これも認識とか思考の幅が劣るという意味での)」「(より強いものに)守られるべき」存在であることを強制しているのを認識させられます。
だからといって、どうすればいいのかがさっぱり分からないのが「片付かない観念」の不安の原因。だってやっぱり「幸せでいて欲しい」というのは願っていますが、それがイコール「平穏無事」以上には想像ができません。私については、ハンディキャップの問題で追い詰められたことはなく、見聞きしたことひとつひとつについてそれぞれ別個に考えるのみ、なのです。
「カーラの結婚宣言」を見て、久しぶりに出してきて読みました。
これも、私の片付かない観念を刺激してきます。
キャロラインとは、誘拐された金持ちの娘で、死んだものと思われていたのが10数年ぶりにあらわれ、母の違う弟と妹の人生を大きく変えていく、というお話。
そして、その妹の方が障害があります。
内容は本当に是非読んでいただきたい、というものです。ミステリー要素も(話のメインでもないし、すぐわかっちゃうけど)あり、いつもながら、思春期の歯を食いしばって生きる少年の姿は読ませます。
そしてこれを読むといわゆる健常者が障害を持つ人に「(健常者よりも)劣った」「イノセントな(…これも認識とか思考の幅が劣るという意味での)」「(より強いものに)守られるべき」存在であることを強制しているのを認識させられます。
だからといって、どうすればいいのかがさっぱり分からないのが「片付かない観念」の不安の原因。だってやっぱり「幸せでいて欲しい」というのは願っていますが、それがイコール「平穏無事」以上には想像ができません。私については、ハンディキャップの問題で追い詰められたことはなく、見聞きしたことひとつひとつについてそれぞれ別個に考えるのみ、なのです。