CRASH
監督: ポール・ハギス
出演: サンドラ・ブロック ジーン
ドン・チードル グラハム
マット・ディロン ライアン巡査
ジェニファー・エスポジート リア
ウィリアム・フィクトナー フラナガン
ブレンダン・フレイザー リック
テレンス・ハワード キャメロン
クリス・“リュダクリス”・ブリッジス アンソニー
タンディ・ニュートン クリスティン
ライアン・フィリップ ハンセン巡査
クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。拳銃を買うペルシャ人の雑貨店経営者ファハドとその娘。黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。黒人夫婦キャメロンとクリスティン。彼らの人生は思いがけない形で交錯する。
アカデミー作品賞、脚本賞も納得してしまいました。
人種差別とか、不法入国、人身売買、殺人…ごっそり詰め込まれていますが、結局は「クラッシュ」(ぶつかり合い)というタイトルの示すものをものすごく感じさせられました。
一つの事故にかかわる人間たちの、その時点に至るまでの1日を追い、ぎすぎすした社会で人とぶつかり合い、怒り、主張しつつ、それでも人とのつながりを求めてしまう「人間」というものを見せられる。
教養も財産もありそうな黒人に対して、屈辱的な嫌がらせをする白人警官と、それを嫌ってペアを解消する若い警官のエピソードが端的に示すとおり、人って一つの側面のみで生きる存在ではありえないし、自身でも思っても見ない結果を起こしてしまったりする。
単に人種だの宗教だけでなく、いたるところで、家族の中でさえ、人は自分の考える枠に当てはめて他者を振り分けていくが実に痛い。
あくまで誠実なヒスパニックの修理屋はどこでも理不尽な疑いに付きまとわれ、被害者意識に捉われたペルシャ人はちょっとしたことでそれを爆発させる。しかしこの2人にとって双方の娘が共に彼らにとってのエンジェルだったエピソードは、救いだった。本当にほっとした。
ライアン・フィリップは「リース・ウィザースプーンの夫」という記憶の仕方でしたが、「ゴスフォード・パーク」「17歳の処方箋」「父親たちの星条旗」…素直に評価して注目したいと思います。
監督: ポール・ハギス
出演: サンドラ・ブロック ジーン
ドン・チードル グラハム
マット・ディロン ライアン巡査
ジェニファー・エスポジート リア
ウィリアム・フィクトナー フラナガン
ブレンダン・フレイザー リック
テレンス・ハワード キャメロン
クリス・“リュダクリス”・ブリッジス アンソニー
タンディ・ニュートン クリスティン
ライアン・フィリップ ハンセン巡査
クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。拳銃を買うペルシャ人の雑貨店経営者ファハドとその娘。黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。黒人夫婦キャメロンとクリスティン。彼らの人生は思いがけない形で交錯する。
アカデミー作品賞、脚本賞も納得してしまいました。
人種差別とか、不法入国、人身売買、殺人…ごっそり詰め込まれていますが、結局は「クラッシュ」(ぶつかり合い)というタイトルの示すものをものすごく感じさせられました。
一つの事故にかかわる人間たちの、その時点に至るまでの1日を追い、ぎすぎすした社会で人とぶつかり合い、怒り、主張しつつ、それでも人とのつながりを求めてしまう「人間」というものを見せられる。
教養も財産もありそうな黒人に対して、屈辱的な嫌がらせをする白人警官と、それを嫌ってペアを解消する若い警官のエピソードが端的に示すとおり、人って一つの側面のみで生きる存在ではありえないし、自身でも思っても見ない結果を起こしてしまったりする。
単に人種だの宗教だけでなく、いたるところで、家族の中でさえ、人は自分の考える枠に当てはめて他者を振り分けていくが実に痛い。
あくまで誠実なヒスパニックの修理屋はどこでも理不尽な疑いに付きまとわれ、被害者意識に捉われたペルシャ人はちょっとしたことでそれを爆発させる。しかしこの2人にとって双方の娘が共に彼らにとってのエンジェルだったエピソードは、救いだった。本当にほっとした。
ライアン・フィリップは「リース・ウィザースプーンの夫」という記憶の仕方でしたが、「ゴスフォード・パーク」「17歳の処方箋」「父親たちの星条旗」…素直に評価して注目したいと思います。
僕も今のところ大丈夫ですが、周りは風邪引きさんばかりなので気をつけないとね。
ningyoさんも「クラッシュ」見られたんですね。
映画的には完成度の高い素晴らしい作品ですが、僕はちょっと拒否反応が出た映画です。
オスカー作品賞も納得は納得なのですが、僕の単なる好みでその内容からオスカー作品賞にふさわしくないってね(^o^)丿
カンヌ国際映画祭だったら分かるけれど・・・。
ジム・ジャームッシュ監督の「ブロークン・フラワーズ」も見られたんですね。
ビル・マーレイも大好きなの近いうちに見る予定です。
ジャームッシュはやはり私にはどっかんと来る映画です。
やっぱり空砲のシーンですよね。
すっごい感動しました。
修理屋さんが娘に説明しているときは
どんな複線だ?
と思いましたが、あんな終わり方をするとは思いも寄りませんでしたよねー。
久しぶりに面白くて、考えさせられる映画を見た気がします。
みんな自分の世界を構築しちゃって
自分のフィルターを通して物事を判断して
その中で一人で寂しがって。
オスカーも伊達ではない、って感じです。