虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

「ダメな俺を丸ごと受け止めてくれ症候群」

2008年09月02日 | 日記・雑記
 やっと帰ってきました。
 ネット接続は携帯のみという場所に3週間いました。やはり料金が恐ろしくてインターネットとお別れしていましたが、人間ネットなしでもちゃんと生きられます。

 ここでは身辺雑記は極力避けようと思っていますが、今年の夏、いささか頭に来たことをひとつ。後で後悔して削除するかもしれませんが。

 今朝、2chanで『はてな匿名ダイアリーに「ダメな俺を丸ごと受け止めてくれ症候群」というエントリーがある』というのを読みました。記事内容は以下のとおり。

 これは、オタク仲間の男性から告白された女性が書いた日記。彼の誘った食事の席で、
 彼は自分の魅力でなく、ダメさをアピールしてきた。「ダメな俺を丸ごと受け止めてくれ
 症候群」の彼を受け入れるという一方的な努力に嫌気がさして告白を断ったという話だ。

 これに「シロクマの屑籠(汎適所属)」というサイトが意見を寄せている。ダメさを押し出す
 アプローチには巧みな4つの心理ストラテジーがあるという。

 それは「自分の魅力よりダメさをアピールしてフラれる方が痛みが少ない」「ダメさを出して成功
 すれば女性が率先して自分の全てを受け入れてくれる」「自分は短所を女性に明かす誠意を
 持っていると自己正当化できる」「ダメな所を語って聞いてもらうことの快感」の4つだ。

 この症候群の人を恋人にするには、覚悟と懐の深さが必要と同サイトは述べている。


 最後のセンテンスに深~く頷きました。
 別に恋人になるような間柄でもなくても、なぜかもたれかかってくるような感覚もたせる人にお会いしまして、なんか付き合うのが苦痛でした。特別親しい関係はなく、アニメの知識が共通して知り合いになっただけなのに、やたら自分のダメさとその苦痛を訴える男性がいらっしゃいましたのです。
 どういう顔で聞いてほしいのか?どういう反応を期待しているのか?
 私が思ったのは、
「彼は、私に彼のダメさを否定して、素晴らしさを指摘してほしいのか?」
 でもそうすると余計にダメさをアピールするし。できなくて困るということに「こう対処してみたら?」と提案しても理由つけて却下するし。かといってダメに同意すると明らかに機嫌悪いし。
 私もおつきあいで気分が沈んでばかりではたまらないなので、彼に対してはダメアピールが出る前に彼の得意らしい分野について重箱の隅を細密ピンセットでほじくり返すような質問をしまくることでそちらへ話題を持っていこうとしました。ところがせっかくマニアックを追及しているのに、なぜか喜んでくれないのよね。
 この彼が「ダメな俺を丸ごと受け止めてくれ症候群」かどうかは、私の判断できるところではありませんが、私は「今のだめな俺」が「これからどういう自分になりたいか」を聞かせてくれたら、あんなに苦痛だったり居心地悪かったりしなかったのに、と思います。

 今年転地をしたのは、我が家のヘタレ男子…お医者さん2人とカウンセラー2人に抑うつ状態であると太鼓判押されているのに「自分を鬱と言いたがる人々」という本を読んで「自分は鬱を自分の怠けの言い訳にしているのではないか」とますます鬱になるヤツ…のためでしたが、ダメダメ自慢の彼のおかげでこのヘタレがまあ、ちょびっと愛しくなりましたね。
あくまでちょびっとですけど。
基本的にはどうしても

しゃきっとせんか!

と、どやしつけたいのよね。

 要するに、私、懐深くないし、癒し系でもない人間なんです。

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