虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

短期入院でした

2005年11月26日 | 日記・雑記
 貧血がかなり困った状態で、点滴と検査のためちょこっと病院にお泊りしてました。まあ、お仕事やら雑用から開放される時間ではあったのですが、各ベッドについてるテレビがBS放送ないのが一番つらかった!毎晩の「ローハイド」と「コンバット」が一晩でも抜けると辛い!

 その「ローハイド」と「コンバット」、今回放送終わってしまいましたが、しみじみ、つくづくものすごい良質ドラマですね。
 昨晩のコンバットはアルトマン演出でしたが、映像も素晴らしいし、見た後に心に食い込んでくるような悲しさ。戦争の空しさ、誰が実際に戦争の悲惨を一番味わわなくてはならないのかを、ラストに少年のセリフ無しの表情と、感情を一部封印しなくては生きていけない兵隊たちのセリフでの表現。見事でした。
 どの回も実際に戦っているのは誰か、敵兵といえどもそれぞれに家族や生活を持った人間であり、戦場という場に置かれて否応なく兵隊としてふるまう。もちろん主人公たちは一種スーパーマンですが、実に人間として好感の持てるあらまほしい人物で、これが高い支持を受けたのも当然だと実感しました。
 舞台がヨーロッパ戦線なのも、放送当時の日本で抵抗が少しは少なかったでしょうか。

 終わってしまって悲しい!
 これを見たくて、映画館からはちょっと遠ざかったけど、ほんとに幸せな期間でした。こういう良質なドラマ、もっと発掘して紹介してほしいです。