虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

007/カジノ・ロワイヤル (1967/イギリス)

2005年11月19日 | 映画感想さ行
CASINO ROYALE
監督: ジョン・ヒューストン ケン・ヒューズ ロバート・パリッシュ ジョセフ・マクグラス ヴァル・ゲスト
出演: ピーター・セラーズ    イヴリン・トレンブル(ジェームズ・ボンド007)
    デヴィッド・ニーヴン    ジェームズ・ボンド卿
    デボラ・カー    ミミ
    ウィリアム・ホールデン    ランサム(CIA)
    ウディ・アレン     ジミー・ボンド(ドクター・ノア)
    ウルスラ・アンドレス    ヴェスパー・リンド(007)
    
 秘密組織スメルシュによって各国の諜報部員が次々と抹殺されて行く。英情報部は、007のコードネームを後輩に譲り今では隠居生活を営む元祖ジェームズ・ボンドにスメルシュ打倒を依頼する。

 以前に「普通の」007だと思って見て、のけぞった映画。
 娯楽アクションを見るつもりが「モンティ・パイソン」見ちゃった感じ。あれより穏やかで「オースティン・パワーズ」よりはギャグがお下劣でなく、口あんぐりの程度もそれほど強烈ではなかったのですが。
 監督が、ヒューストンをはじめとして、5人も並んでるし、と言っても最初の二人しかわからないけど、それに豪華スターがずらりと並んだキャスト!でもなぜかたるい展開のコメディ版ジェームズ・ボンド。
 これ、ショーン・コネリー以下の正統派ボンドがあってこその映画。
 とはいえ、きれいな女性はいっぱい、変な新兵器もいっぱい、悪役もちゃんと大物がやってるし(やり方に多少の違和感はあっても)危機一髪を難なくクリアするボンド様も健在。

 オンラインレンタルのめぐりあわせで今やってきた映画なので、特に選んでみたわけではないけれど、私のような人間には精神の疲れているときにほけっと見ているにはいい映画だった。やっぱりこれだけスターぞろいとなると無条件にゴージャスだし、ラストの大乱闘はやたらと楽しい。それに音楽最高。

 なんたって、端正な美貌のデボラ・カー様の壊れ方を見ているだけでも楽しい。
 でも、特典映像少ない、ないに等しい!がっかり!やっぱりネタがないのかなあ、それともレンタルでなくセル版ならついてるのかなあ。