虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

アイアンキング

2005年08月10日 | エンタテインメント
脚本:佐々木守
出演:石橋正次 浜田光夫

 変身ヒーローシリーズへの興味が横滑り、というか暴走気味でして、先輩の皆様に「記憶に残る変身ヒーロー」をお聞きしてまわりました。そこで「弱くて記憶に残るヒーロー」ということで見てしまいました「アイアンキング1、2話」

 面白かったです。ホントに弱いですアイアンキング。
 1972年ごろの放送で特撮も円谷プロではないのですね。なんたって主役が変身しない、でも最強。アイアンキングは変身巨大化するのになぜか人間の主役に助けられるという妙な展開。
 それにしてもエネルギー源が水、変身持続時間1分…てあんまりじゃないだろうか。それに最後に人間に助けられてどうする!巨大ヒーローが!ロボット造形はまあ、昔の話ですからそれなりのものです。でもロケットパンチみたいな技も出て、へえ~と発見気分。
 主役の静弦太郎(石橋正次)はレトロっぽいけどなかなかかっこいいですが、アイアンキングに変身する霧島五郎(浜田光夫)はなんとなくおじさんに見える。見所はこの二人の掛け合いみたい。当時の超人気スターらしいのですが、私の知っている範囲内で今のお二人を考えると、そこのところのムードが今ひとつつかめず、ギター弾き語りシーンなんかあまりのマイペース歌唱に爆笑したりしちゃうのです。歌ってるのが「山男の歌」(娘さん良くき~けよ…おまけにギターに全然合ってないっ!)
 敵の不知火一族のコスチュームはなんだか変形腹掛けみたいでこちらもおかしい。目的が日本征服というのも世界征服目指して小さな町を破壊するよりは身の丈にあってるのかも。
 主題歌が「タイヤキ君」と「ガッチャマン」の子門真人。え~そうだったの?と調べてみたらガッチャマンの放送開始も1972年だったのね。こちらのほうがすごくレトロに感じるのに、同時とは。これもびっくりでした。