学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

忘れかけているものを思い出す

2023-03-21 16:26:43 | 日記
 春分の日、そして春のお彼岸、例によって今年もあまり僕の心にあることを思い通りに先祖に伝えることもできずに我が家の古い墓へのお参りを済ませた。ただ今年は少し今までと違って後期高齢者の新人の弟と後期高齢者のベテラン87歳の姉の三人でそろって墓参りを済ませることができたこと。ある意味、珍しいことだし喜ばしいことだ。先祖があるから今の自分がある、僕はそんな気持ちでいつも墓の前に立って手を合わせる。たったそれだけだ。
 先祖の供養をすることで、僕の家族を想う心と、感謝の思いが心の中に湧き上がる。やっぱりお墓参りは子供や孫、次の世代に受け継いでいくべき大切な日本の文化なのだと思う。ご先祖の皆さんは僕が会ったこともない人達だ。それでも心のどこかに彼らが生きているという気持ちを墓の前に立つことで表せたらそれでいい。僕という人間が生きている限り先祖の存在があり彼らは僕の一部なのだと思う。苦しい時、悩みがある時など、何度か墓前で手を合わすことをした。先祖の存在とは、激励、インスピレーション、を与えてくれるもので、墓の前で手を合わせることで、なんとなく心の整理ができるような気がするのだ。ところで、アメリカの墓碑には個人の名前に添えて、“愛に溢れた思い出の中で In Loving Memory ”などと刻まれているものが多い。僕が留学時代に世話になったご夫婦の墓石には “あなたがたはいつも私達と共に。神の愛の下での冥福を。You are always with us. Rest in God’s loving care.”などと刻まれている。古今東西、大切にしなければならない何かがお墓にはあるようだ。(知らんけど…⁇)

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