学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

過剰放送は右の耳から左の耳へ

2023-04-18 16:20:11 | 日記
 40年ぶりのの古い友人との再会の約束に喜び勇んで大阪市内に出かけた。大阪メトロの本町駅は昼前の11時前というのにすごい人出で驚かされた。4月の今頃は黒いスーツにネクタイ、新入社員の活躍する時期だ。そう言えば僕が現役のコロナ以前、大学も4月は新入生でキャンパスが賑やかで駅と大学を結ぶバスも混み合ってほぼギュウギュウ詰めの状態だったことを思い出した。5月、6月と月が進むに従ってバスも電車も混み具合が解消されて移動がしやすくなる。いまだにこれが何を意味しているのかが理解できないでいる。急に新入生や新入社員がいなくなるはずがないんだから。
 それはそれとして、僕が驚いたのは本町駅のアナウンスである。電車の乗降に’降りる人を優先して前を開けて’というお願いとも注意とも取れる構内放送から始まって駅中にガンガン響く案内のアナウンスの洪水である。あまりのひどさに無視を決め込むと本当に何を言っているのか分からなくなって単なる雑音になることに気がついた。とにかく道中は電車の中の車掌さんの到着駅案内から始まって、ほとんど不必要と思われる過剰アナウンスで吐き気がする。とにかく騒々しいのである。乗客の安全や安心を重んじることが行きすぎて逆効果を生んでいる最たる例である。まさに“ 過ぎたる愛は嫌悪感の原因となる Too much of love can cause too much of hate.” である。日本にも“過ぎたるは及ばざる如し”という格言があるではないか。
 アナウンスの頻度やボリュウムの大小などは誰が決めるのだろうか。実際に責任者が駅構内を歩いて状況を把握しているのだろうか、などと考えながら人混みの中を歩いていた。

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