学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

Go-to キャンペーン

2020-07-28 18:23:23 | 日記
経済活動の再開、特に観光や旅行業の活性化を促すことを主目的に Go-toキャンペーンが出発した。その連休の期間中に東京でも大阪でもコロナ感染者の増加が連日大きく報道された。原因が取り沙汰されていて、徐々に判明し始めたのは若者の行動だ。折しもこの連休はなぜか若者の活動を刺激する「海の日」と「スポーツの日」だ。東京を除外しながらという Go-to キャンペーン、もう少し熟慮して、例えば地域ごとに限ってのキャンペーンからの緩やかなスタートが一気に全国を対象にするより得策ではなかったのかという議論もある。優先するのは感染対策の強化か経済再生かという難しい問題である。
そこで分かっているような気がしているが理解がもう一つ曖昧な「経済」という語を調べてみた。最初に目に入ったのが「経国済民」という言葉で“国を治めながら民を救済する”という意味だという。続いて社会の経済活動に関する人間の営みに関する定義で 共同生活をする上でのサービスの生産、分配、消費の行為を通しての人と人との社会関係、つまりは金銭のやり取りなどのことで我々が普通に理解している経済である。人々の移動を制限したり経済再生を考えている人達はもちろん、我々一人ひとりももう一度この「経国済民」という言葉の意味をよく考えなければと思った。安易にキャンペーンなどと言って人々を刺激していると予測もつかない結果に…などと考えていたのである。人々はコロナ禍を乗り切るためにいろんな工夫を強いられている。「工夫」、僕の一番好きな言葉だ。キッチンカーが最近は大きなマンション近郊でみかけるようになったという。固定経費の削減をしながら店を回してこうという経営者の工夫である。移動式の店で、思い出したのがバンライファー(家を持たず改造されたバンの中で家族と毎日を過ごす人たち)である。テレワークが可能にしたこの人たちの生活様式は仕事と家族との絆を両立させながらの生き方を工夫したともいえる。金沢工業大学ではモバイルハウス(移動する家)が研究されているという。(ウ〜ン…)不安を抱えながら新しい生活様式がいよいよ模索され始めた。