20~30代の韓国の青年教師たちが、厳しい賃金と悪質な苦情のため、教壇から去っているというアンケート調査の結果が出てきた。

2024-05-15 10:45:20 | しらなかった
 

低賃金に悪質な苦情…

学校を去る韓国の20・30代の教師たち

登録:2024-05-15 08:21 修正:2024-05-15 09:11
 
 
先生の日の前日の14日午前、仁川市弥鄒忽区の仁明女子高校で先生たちが教え子たちが描いた自分たちのイラストを鑑賞して面白がっている/聯合ニュース

 20~30代の韓国の青年教師たちが、厳しい賃金と悪質な苦情のため、教壇から去っているというアンケート調査の結果が出てきた。

 全国教職員労働組合(全教組)ソウル支部は先生の日を前にして、「青年教師支援策の用意のためのアンケート調査」の結果を14日に公開した。ソウル地域の教師1044人に聞いた結果によると、最近の20~30代の教師たちが教職を離れる最大の原因として、「大都市で1カ月生活するにはぎりぎりの賃金」(34%)が最も多かった。今年時点の初任教師の基本給は227万ウォン(約26万円)だ。続いて「児童生徒の生活指導に対する困難」(18%)、「教師に対する社会的認識が否定的に変わっているため」(8%)などの順だった。

 教職の満足度は10点満点で平均5.7点だった。高校6.4点、中学校6.4点、小学校5.3点、特殊学校5.3点、幼稚園4.6点だった。児童生徒の年齢が低いほど、教師の教職満足度は下がった。また、初任教師のための賃金引き上げの必要性については「非常に必要だ」とする回答が80%だった。賃金引き上げ以外に必要な支援策については、「住居の安定支援」(83%)という回答が多かった。全教組ソウル支部は「昨年の瑞草区(ソチョグ)の教師死亡事件は、大きな夢を持って教職に就いたものの、その夢を広げるために青年教師が1人で耐えるには手にあまる学校の現実を示した残念な出来事だった」として、「青年教師たちに必要な支援策を用意することは、急務の社会的課題」だと述べた。

キム・ミンジェ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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