どこ吹く風

旅のことを主に書く。

四川川劇

2008年12月15日 11時36分57秒 | 08年中国の旅
 年賀状の文面を練っている、毎年旅のことを書いているけど1年分の旅行全てをたった7行で書かねばならない。今年は香港・上海をそれぞれ4日間のツアーに参加した。その上九塞溝からラサまで行ったのだから、旅の内容をたった7行200文字で書くのはむつかしい。それで訪問国(場所)と旅の中でこれはと思った印象を書くのだが、今年は何を取り上げようか。

 それぞれの土地で様々な経験をして楽しいことがいっぱいある。日記とメモを一纏めにしたメモ帳に、後日思い出せるように項目だけ書いた語句がある。川劇、野兎とは、九塞溝の街、簡易ご飯、taxiの客引き、ニッポン人に対する世話好きオジサン、出会った韓国人、ラサの物乞い、ガイドとの交渉、中国人の立ち居振る舞い、ニーハオトイレ、列車の女性乗務員など沢山のひと言メモがある。
それぞれがその時の情景が浮かんでくる、ブログに書いた項目もある。その中からどれを取り出して年賀状に書くかと考えると、一般的に通じる話にならざるを得ない。

 たまたま年賀状のことでメモ帳を広げたら、年賀状のことよりも旅の想い出に飛んでしまった。特に川劇のこと、宿の送迎付きの観劇ツアーに乗った。上海へ行けば雑技団は見たい、出発前に成都を調べていたら川劇のことを知った。京劇のルーツにもなっている、特に百面相は絶対見たかった。
一瞬にして仮面が変化するのはビックリを通り越して、あんぐりと口を開けたままだった。その変化の数も数個じゃない、どこに隠してあるのか一生懸命に目を凝らして見つめていても分からない。百面相を見るのは三度目だったが、やはり本場のものが素晴らしかった。ストーリー性を持たせた流れの中の演技でバックの人たちもいて内容が濃かった。

 その他の出し物として器楽演奏、舞踊、人形遣い、影絵などがあった。特に人形は初めて見たが歴史も古いと思われた。影絵は何処にでもありそう、できそうだが内容が斬新で面白い。
一見の価値あり、成都へ行かれる方はお見逃しの無きようご注意あれ。

 年賀状から川劇に飛んでしまったが、一瞬にして賀状の文面が浮かべばいいのに。

写真は人形遣いです。人形を操って踊りから手作業までさせる技術がスゴイ!