どこ吹く風

旅のことを主に書く。

レンタカー

2011年07月24日 20時33分30秒 |  チェルヴィーノ
 チロルとドロミテは過去2回車で走った。初めてのときより昨年はドライブテクニックおよび心構えが良くなっていたので、3回目となる今年はより気楽に運転できた。
まずミラノの空港で借りるときギアにライトそれにワイパーなどの説明をひと通り受け出発した。ライトは鍵を切れば消えるので前照灯を点けっ放しにしておくように言われた。確かにトンネルが多かったのでいちいち点けたり消したりする手間が省けるので楽である。対向車の殆どが昼間も点灯しているのでライトの点けっ放しは浸透しているようだ。

 一番ビックリしたのは停車時にギアをニュートラルに戻すとエンストすることです。慌ててキーを回すと妙な音が出るので一旦全部Offにして改めてキーを回してエンジンを掛けた。何度かそうしているうちにこの車はそういう仕組みになっている事に気付いた。エンジンが切れてもクラッチを踏み込むとエンジンが再始動するので運行に問題はない。省エネの関係でそういう仕組みになっているのだろう。

 前照灯にクーラーが入っているときはどうなるだろうと思っていたら、ある時間が経つとエンジンが再始動するのでバッテリーが上がることは無いでしょう。大衆車にこのような仕組みが搭載されているはさすがヨーロッパ車だと感心しました。
分からなかった点は、4ドアタイプの車だったが助手席を含め前のガラス戸は自動で開閉できるけど、後部座席の窓の開閉は手回しになっている。コスト面からそうしたのか? 

 たった2ヶ所の自動開閉をしなくて如何ほどのコストダウンになるかを考えると納得しがたい。たぶん、善意で考えれば後部座席に人を乗せることがすくない。それに後ろは子供が乗る割合が多いので安全面から手回しにしたと考えるのは穿ちすぎか。
ワイパーと方向指示器の位置が我が家の車と反対になっているので始終間違えていた。車の性能に関してはレンタカーの値段相応と考えることにした、欲を言えば切りがありません。

 ドライブしていて最大の問題は地図でしょう。私は前に買った125.000分の一地図でチロルとドロミテを回り、スイスは新たに30万分の一の全国地図を買った。やはり粗すぎる、もっと詳しい地図が欲しかった。給油所で地図を売っているが迷っているときは給油所は見えず、快調に飛ばしているときは給油所に寄る気がしないので結局その粗い地図で通してしまった。
5万分の一の地図があれば迷うことなく市街地を抜け出たでしょう。しかし5万分の一となると枚数が増えて大変でしょう、それに給油所ではその地域の地図しか置いていない場合が多いようなので都市部の大きな店でポイントとなる地域の地図を予め手に入れておくのがいいと思った。