どこ吹く風

旅のことを主に書く。

能登の旅 出発まで

2007年03月04日 17時17分08秒 | 能登
 エジプトへは関空発着で出発時間の関係で大阪在の妻の妹宅に前泊させてもらった。帰りはその日に家に帰ることも出来たが、このチャンスを利用して一緒に雪見にでも行こうということになった。そこで義弟が計画を立てることになった。行く先や内容などの全てをお任せして案内人に付いて行くだけの旅行、大名旅行となりました。
 義弟とはいうもの私と同年なので威張っておれる立場では無い。そのうえ定年までの社会での過ごし方、人生が違う、違いすぎる。彼は大手企業に勤めその実績を買われて子会社の社長にまでなったのだから私のようなフラフラ者とは違う。何事も筋道立ててピシャッとしておかねば気が済まないようだ。

 送られてきた計画案見ると実に事細かに記載されている。表題は「永平寺・東尋坊・金沢・永平寺]となっており、JR新大阪駅8:46発サンダーバード、葦原温泉駅10:45着それから永平寺見学と続き昼食とはその後の行動予定が記されている。意見を聞かれても能登方面は知らないし、日本三大名園の兼六公園と輪島の朝市へ行ければ言う事は何も無い。その旨を連絡し暫らくすると第二案が送られてきた。時間の都合からか永平寺が抜けているが別に異論は無い。

 いいよいよエジプトツアー参加のために私たちは大阪へ行った。その前日に怪我をしたのはエジプト編に書いたとおりです。大阪までの便はマイルで溜まった分を利用する事にしていた、しかしその予約は2週間前にしかできない。正月明けなので咳が確保できるかどうか毎日チェックしてたが席がどんどん埋まっていく、ツアー出発の前日の便はアブナイ。迷ったがチケットが取れなかったら正規料金で行くか、最悪ツアーに参加できない事態も予想される。時間は充分ある年寄りなので前々日に出ることにした。つまり大阪で2泊もすることになった。

 義弟に病院を予約してもらい、救急病院で貰い損ねた消毒薬に軟膏、キズを覆う皮膜=絆創膏を貰う事が出来たので結果的には1日早く出てよかった。妹宅では歓迎のご馳走を準備してもらったのにアルコールを口に出来ないのでザンネンだった。

 エジプトから帰ったときは全快とまでは言わないが飲める身体になっていたのでその夜は有名な久保田という日本酒を飲んだ。美味しいと思うも私は日本酒を殆んど飲まない、あれは身体に悪い酒だという想いが強い。単に飲みすぎてヒドイ目にあったのだが、その時の苦しみが脳裏に焼きついて日本酒そのものが悪いとい意識になってしまっている。美味い酒を程ほどに飲むのは全く問題は無い、それらの酒は値段が張るので大量に飲むわけにはいかない、飲むなら高い酒を飲めということか。(笑)

エジプトの余韻も覚めやらぬうちに又明日から旅に出るという贅沢、この気持ちをなんと表現すれば良いものやら。
至福、幸福
こういうことがあっても良いのかな。

写真は葦原温泉での美味しい夕食