福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

お花見通信(2015年)「新梅田シティ」

2015-04-06 | ・北区大淀北・中・南:風景・建築・史跡
大淀の新梅田シティに行ってきました。
新梅田シティにはざっくり2か所の庭園があり、桜が植樹されています。
並木にはなっておらず、庭木の中に数種類の桜が点在しています。



2棟の高層ビルの上に「空中庭園」を乗せた巨大な凱旋門のような建物が梅田スカイビル。
計画当初は何と4棟のビルディングを建てるつもりだったらしい。
実現していたら、どんな建物になっていたのだろう?
近年、この梅田スカイビルは外国人観光客に大人気だそうで
私が行った時も各国の観光客がたくさん見物に訪れていました。

まず、『中自然の森』。
ウエスティンホテルとスカイビルの間にある谷間のような場所です。





うっそうと茂った樹木の間に淡く白い桜の花がちらほら。
地下階(滝見小路)から見上げるのもきれい。
オープン当時、この森では栗鼠を放し飼いにしていたそうですが
残念ながら、栗鼠は今はいないそうです。
確かに都会の真ん中にポツンとある小さな森に
野生動物が定住するのは難しそう。
それに、万一、このプランが成功して栗鼠が繁殖したとしたら、
周辺の住宅や事務所に何らかの被害を及ぼしていたかもしれません。
何しろ、栗鼠はその名の通り、害獣である鼠の親戚みたいなもんですし。

そして、もう一つの庭。
新梅田シティの北側に里山を模した庭園「花野~新・里山」があります。



桜の背後に見えるのは大阪北郵便局。



立派な枝垂れ桜があったのですが、何かお化けの木みたいに映ってしまった。
樹木の左側にある緑色の四角いかたまりは花野棟と名付けられた建物で、
『WILLER EXPRESS CAFE』というお店が入居しています。
この建物は、「希望の壁」と良く似ています。
壁の設置と同時期に造られたものでしょうか?



「希望の壁」は建築家 安藤 忠雄氏の緑化プロジェクトによるもの。
設置当時は賛否両論ありましたが、第34回「緑の都市賞」を受賞するなど
一定の評価は与えられています。



大きな四角い構造体に絡みつけるように多種多様な植物が植えられています。
花が咲いているのもちらほら、紅葉するタイプのものもあり
季節によって表情が変わるのが面白い。



新・里山の小道から見た希望の壁。
壁自体は面白いのですが、すぐ近くにある里山風ののんびりした庭園とは
あまり釣り合っていないように思えます。
名前通り、緑色の巨大な壁のようで、圧迫感さえ感じます。
植物をたくさん植えても、緑の隙間から見える金属の構造体や
直線的なラインが人工的な印象を与えるからでしょうか。
新・里山の景観にかぶらない場所に設置すれば良かったのに。





新・里山はのどかな里山風景をイメージした庭園で、あえて雑草も抜きすぎず
樹木の剪定も作りこみ過ぎないように作られているらしい。
地面は園芸品種と雑草が入り混じっていましたが、
汚らしいとか荒れているという感じはしません。
ちょうといい感じに人の手が入っているのでしょう。



菜の花でしょうか、アブラナ科の黄色い植物が畑で花を咲かせていました。
小川にはカルガモがいるらしいのですが、私は見かけませんでした。
落ち葉をためたコンポストみたいな箱の中では野良猫氏がお昼寝中でした。
静かで誰も来なさそうな場所なので、絶好の隠れ家です。

後日。



もう一回、枝垂れ桜の写真を撮ってみましたが、やっぱり難しい。。。



枝垂れ桜はもう1本ありました。

「新梅田シティ」
住所:大阪市北区大淀中1-1-88
備考:新梅田シティのポータルサイト ウメポタ




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